翻訳(Language Change)

通ならここへ行け!アルプスに囲まれた古都インスブルックとは?

インスブルックはオーストリアのチロル州の州都です。

オーストリアといえば、ウイーンやザルツブルグのような日本でも知らない人がいないほどの大都市がありますが、このインスブルックの街を知っている人というのは余程のヨーロッパ通、オーストリア通の人でなければいないのではないのでしょうか。

しかし、ウイーンやザルツブルクよりもむしろインスブルックのほうが日本人受けしそうな魅力を持っています。オーストリアに旅行に行く機会があればぜひインスブルックに行かないのはあまりにもったいないです。

インスブルックについて

街の名は『イン川にかかる橋』ということに由来します。古くから東西南北ヨーロッパの交通の要衝として栄えました。

1363年にハプスブルク家の領土となってから急速に発展しました。自然が豊富で、自然愛好家のマクシミリアン1世がこのインスブルックを好みました。

またアルプスの玄関口ともなっており、夏は登山、冬はスキーを楽しむ人たちで賑わいます。

治安は以前は安全な街でしたが、最近は国境に近い街ということで外国から移住してくる人が急増しており、急速に治安が悪化しています。くれぐれも持ち物には気をつけて、行動することが大事です。

インスブルックの観光地

街の印象としては、ザルツブルクをこじんまりとした感じの街です。旧市街はこじんまりとしており、歩いてもまわれます。

インスブルックで一番有名な観光地は「黄金の小屋根」です。マクシミリアン大帝が広場で行われる行事を見物するために1494年から1496年にかけて作られました。

旧市街の中央広場で行われる祭りや催し物を観戦するために5階建ての建物を改装したものです。日本語の説明が聞けるヘッドフォンを貸してくれます。

王宮教会は、マキシミリアン一世の霊廟として建てられました。パイプオルガンが貴重で、現存するオーストリアの最大のパイプオルガンです。

インスブルックの王宮は、ウイーンの王宮に比べて規模は小さく派手さはないですが、マリアテレジア謁見の間に置かれた玉座を筆頭に見どころは満載です。

ハーフェレカー展望台は、標高2334メートルのところにあり、チロルの山々やインスブルックの街が見渡せます。

インスブルック観光の際、最もおすすめなのが「インスブルックカード」です。このカードは33ユーロでインスブルック市内のバス、トラム、主な施設の入場(王宮、宮廷教会、チロル民族博物館、マクシミリアン博物館、市の塔、ハーフェレカーへのケーブルカー、動物園など)がすべて無料になる大変お得なカードです。

1日観光出来る場合は買わないと損です。

インスブルックの名物

オーストリアでは、一度に購入した商品の合計金額が75.01ユーロを超えると免税の対象になります。

更に、インスブルックでは、インスブルック市観光局に免税の書類とパスポート、クレジットカードを持っていけば、その場で税金分を返金してくれるシステムになっています。

チロルの名産品はクリスタルやガラス製品があります。スワロフスキー社のクリスタルはいまでは日本でも有名となりました。お店では免税書類もすぐに作成してくれます。

チロルといえばチロリアンハットを思い浮かべる人も少なくないと思います。フートハラ―は200年の歴史を持つ老舗の帽子店です。

インスブルックには、ザッハートルテの支店があります。ザッハートルテといえばウイーンの有名なお店ですが、本場の味をインスブルックでも味わえます。場所は「黄金の小屋根」の近くです。また、インスブルック店でも本場ザッハートルテをお土産に出来ます。

スーパーは街中のいたるところにありますが、お勧めはインスブルック中央駅の地下にあるスーパーマーケットで、バラまき用のお土産に適したものが沢山あります。日曜日でも営業しています。

カウフハウスチロルはインスブルック最大のデパートです。2階にガラス製品、1階に帽子屋があります。

チロル地方の料理は近隣のイタリアやドイツ、スイスなどの料理の影響を受けています。チーズや肉を使った素朴な料理が多いです。山岳地帯ということもあり、味付けは濃いめです。チロル料理のおすすめのレストランは旧市街にあるWesses Roesslです。値段も手ごろで日本語メニューもあります。

インスブルックは、チロル料理に限らず、他のヨーロッパ料理、日本料理や中華料理などのアジア料理のレストランもあり、ワインハウスやファーストフード店もたくさんあります。

インスブルックの文化

チロル州は「ワルツの発祥の地」です。ワルツは男女で踊るダンスですから下品な踊りとされ、ハプスブルク家では禁止されていて、チロルの田舎町でひっそりと踊られてました。しかし、あまりの人気にハプスブルク家が容認し、解禁され瞬く間に広がりました。

「チロル州はワルツの発祥の地」とご紹介しましたが、ワルツはちょっととっつきにくいなぁという方は、ヨーデルならどうでしょうか。

ヨーデルは日本人にも親しみやすくとっつきやすいですから。Gasthof Sandwirtはチロル民謡のヨーデルを気軽に楽しめる店で夏場は毎日21時からショーが始まります。

料金はディナーコースで100ユーロ、ドリンクのみで35ユーロです。

最後に

インスブルックは街の観光も充実していますが、登山やハイキング、スキーなどもスイス並みに整備されたコースで楽しめます。

ロープウェイやケーブルカーの料金はスイスよりだいぶ安いです。ハイキング道具のレンタルも安く利用できるので、日本から何も準備しなくてもハイキングを楽しめます。

日本では高額な登山用品も比較的安くしかも、免税手続きでさらに安くなりますので、登山家の方はぜひ利用していただきたいです。ヨーロッパで観光とスポーツ両方を観光客が楽しめる街というのはあまりないので大変貴重だと思います。

インスブルックの街中にはツーリストインフォメーションがいたるところにあり、観光やハイキングなどの相談に気軽に乗ってくれます。

冬はスキーやクリスマス、春は桜やあんずなどの花観賞、夏は舞踏会、秋は山歩きと1年中、いつでもベストシーズンといえるでしょう。