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未完の最高傑作!世界遺産サグラダ・ファミリアとモンセラット

モンセラットとサグラダ・ファミリア

バルセロナから北西53キロのところにある「のこぎり山」という意味の「モンセラット」。現在も100人近くの僧侶が暮らす修道院であり、その壮麗な大聖堂を目指し、今も巡礼者が多く訪れるキリスト教の聖地だ。

モンセラット大聖堂が創建されたのは9世紀のこと。現在はロープウェーがあるから良いものの、なかった当時はこの岩山を登っていたと思うと修道院たちの信仰心には脱帽です。

実はこのモンセラット大聖堂は、かの有名な世界遺産「サグラダ・ファミリア」のインスピレーションモデルとなっていることでも有名です。

モンセラット大聖堂は、11世紀には増設され、15世紀の初め頃からベネディクト派の聖地として発展してきました。しかし、19世紀にはナポレオン率いるフランス軍の侵略で修道院は大破されてしまいました。今ある建物は19世紀から20世紀にかけて再建されたもので、歴史的価値は薄まってしまっています。

しかしこの大聖堂に未だなお巡礼者が絶えないのは、「黒いマリア像」が存在するからといえるでしょう。

8世紀のイスラム教徒、19世紀のナポレオンの侵略にあった時も信者たちの手によって守られてきたと言われています。このマリア像は、ススで黒くなったという説や、昔この地方に多く住んでいたケルト人が黒い大地を豊穣の女神として信仰していた影響で黒くなったという説もあり、未だに真相は謎のままです。

かつてバルセロナを中心とする地は、カタルーニャ君主国という1つの国家でした。スペインに組み入れられ、独裁者フランコ統治下の1936年にはスペインでカタルーニャ語の使用が禁止される困難の時代がありました。しかしモンセラットはこの弾圧に屈せず、修道院たちはカタルーニャ語でミサを行っていました。その後、1973年にカタルーニャ語が復権。その背景には、ピカソやガウディ、ダリ、ミロなどの著名な芸術家たちがこれに異論を唱え、この地に自由と団結を訴えたことが挙げられていて、中でもガウディはここモンセラットに何度も訪れたといいます。

世界遺産サクラダ・ファミリアなぜ未完?

完璧で美しい教会を目指し芸術家ガウディによる教会の建設が開始し、しばらくすると1926年にガウディが事故死してしまいます。ガウディは設計図をひかずに作業に入ったため、サグラダ・ファミリアの全体像を知る者はいなくなり、建築を続けることが不可能なのではとの声もあがりました。

それでも、当時の建設者たちは、残った少ない資料とガウディの構想を推測し、現在も手探りの建設が続けられている。

現時点ではまだ未完のサグラダ・ファミリアは、全体の7割ほどが仕上がっています。残りの分を建設し完成させようと思うと、あと200年はかかると言われてきました。しかし、見学者増による収入アップ、スペイン経済の安定、あらゆる技術革新によって大幅に短縮され、2026年完成を目指し突貫工事が行われているところです。

この2026年は、ガウディ没後100年にあたるため完成の時は盛大な行事として執り行われるでしょうが、なによりかなりの年月をかけて仕上がる世界遺産の完成を自分の生きている時代に見ることが出来るというのがなんとも感慨深いなと感じます。

建設が予定されている18本の塔のうち8本は完成済みです。そのうちの1本はガウディ自身も目にしました。これから建てられる10本のうちの1本は、高さ170メートルの巨大な塔となり、中央に建つドームから伸び、上部には巨大な十字架が装飾されます。

未完だからこその魅力もあると思います。建築途中のサグラダ・ファミリアを見ることも非常に人気な観光スポットではありますが、もう完成まで10年をきっています。未完の名作をみようと思えば2026年の完成より前に見に行かれてみては?

2つのファサード

サグラダ・ファミリアには正面に大きな二つの塔があります。これはファサードと呼ばれ、建築物の顔のような役割を持っています。この2つのファサードには、「受難のファサード」と「生誕のファサード」があります。生誕のファサードはガウディが生きているうちに完成したもののうちの一つです。もう一つの受難のファサードは、2016年に完成したばかりです。生誕の門、受難の門どちらもエレベーターがついており、エレベーターで塔の上まで登ることが出来ます。

塔に登るとサグラダファミリア上部にある彫刻や果物のオブジェなどを間近に見ることが出来るほか、バルセロナ市内の景色を一望することができます。

最後に

 

何度も言いますがサグラダ・ファミリアは、未完の最高傑作とさえ言われる世界遺産です。完成しても勿論見応え十分ですが、完成まであと10年をきっている今是非訪れてみて欲しい場所です。

多くの困難のなか建設されてきて、今も観光されていながらも同時に修復も行われています。日中だけでなく、夜のサグラダ・ファミリアもライトアップによって建物の立体がさらにはっきりしておすすめです。宿泊して昼と夜の両方見てみることをおすすめします!

バルセロナまでの日本からの直行便はありません。EU 諸国のどこかの都市を経由し、バルセロナに向かうことになります。日本からバルセロナまでの総フライト時間は乗り継ぎも含め 15~18 時間程度です。日本からバルセロナまで同じ航空会社を選択すれば、乗り継ぎも比較的スムーズに済みます。

ちなみに2026年の完成予定イメージ動画です。

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街の中に圧倒的な存在感を発揮してますね。完成が楽しみだ!