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教会と教会が花火を打ち込み合う!?前代未聞の花火戦争!ロケット花火祭りinギリシャ

協会同士で花火を打ち合うなんて・・・。

衝撃の祭りがギリシャで行われています。まずは下の動画を見ていただきたい。動画にもありますが番組スタッフは見事になにかしらの怪我をしてしまっていますね。

こちらもお祭り男宮川大輔さんが参加しています。戦争を体験したことあるわけでは無いけれど、絵的には戦争そのものといったような激しさです。

興奮しても国内で友達同士で打ち合うなどの危険な行為はやめましょう。笑

ロケット花火祭りについて

チーム制で行われるこの祭りは、参加するチーム15〜17組程で、飛ばすロケットの本数は1チームで約4000発。一晩でなんと約68000発の花火が飛びかうというまさに戦争のような祭りとなっています。日本の夏祭りの打ち上げ花火の最大級である長野県の諏訪湖祭湖上花火大会でも4万発です。

68000発ともなると、ちょっと想像つかない位かもしれませんが、打ち上げ花火というより打ち込み花火みたいなものなので、1秒間に飛んでいる花火の数は尋常じゃなく、あっという間といえばあっという間です。

本来は二つの教会の間で打ち合うのですが、近年は村をあげての祭りとなりつつあり、街中でもロケット花火が飛び交います。日本でよく見る30cmほどのロケット花火と違って、長さは7〜80cmあり飛距離も1000mほど飛んでいきます。時速は220キロだそうで全てのレベルが通常のロケット花火と違い、それだけ火薬量も増し、音も爆発音に近く身の危険を感じさせる体験をできること間違いありません。

祭りの勝敗は、相手の教会の鐘に何発のロケット花火をあてられるか、そして鐘が鳴った回数で判断するということですが、鳴った回数をしっかりと数えていられる状況ではないため、勝敗はおおよそで決められていると言っても過言では無いでしょう。

世界でも「Rocket War」や「Fire works battle」と呼ばれるほどに危険で、花火業者が作って販売しているものだけでなく、違法ながら手作りのロケット花火を持ち込む人もいるそうです。毎年けが人が出ることは当たり前なので、この日に町を歩くならヘルメットか盾かゴーグルなどを準備しておかないと怪我しに行っているようなものです。

火の粉が至るところで舞いとぶので、直接自分に花火が当たらなくても、火傷の可能性はじゅうぶんにあります。今の所大きな火事は起きていないようですが、これは住民たちによるこの日に向けての準備がしっかりと施されているからと言えます。(金網で家を保護したり、バケツに水をいれていたるところに配置したりなどなど。)

 

単純にこの祭りの様子を見てみたいだけだという方は、室内から見ることをオススメします。希望者はロケット発射のために建設する櫓部分で見ることもできますが、危険度は高いので、先ほど書いたような装備は絶対した方がいいです。

ロケット花火祭りの開催について

開催会場となるのは、ヴロンダトス村の二つの教会です。戦う二つの陣営である教会の名は「聖マルコ教会」と「パナギア・エリツィアーニ教会」で、どちらもギリシャ正教の由緒正しい教会です。

開催日はイースター前夜。これは毎年異なった日になりますが、例年3月後半から4月中頃になります。

※イースターとは、イエスキリストがよみがえったことを祝う復活祭のことです。

祭りの間は本来、ロケット花火を打ってもいい場所とグループとが決まっています。参加者たちはそれぞれに場所取りした発射場で、ロケット花火の仕込みをしながら、夜の大会の開始を待ちます。

ロケット花火祭りの歴史

120年前から花火による祭りは行われています。当時、聖マルコ教会とパナギア・エリツィアーニ教会との間でどちらがイースターを盛大に祝えるかという競争を繰り返していたそうで、その頃はなんとヒートアップし過ぎた双方が大砲で打ち合いをしていたようです。

さすがにこれはまずいということで地元を支配していたトルコ人が大砲を押収したのですが、勢いは止まらず手作りのロケット花火を互いの教会に打ち合うようになったのが、この祭りの始まりとされています。

イースターを盛り上げるために、人が死ぬ可能性さえある大砲を打ち合うなんて、本末転倒な気さえしてしまいますが、今もなお続くこのお祭りの様子を見ると、もともと大砲を使っていたというのも容易に理解できるほどに、激しく危険なお祭りです。

最後に

ヒオス島に行くにはアテネを経由します。成田空港からアテネまで約16時間。アテネからヒオス島まではオリンピア航空で約50分で到着します。ヒオス島の中心街まではタクシーで5分程度と近いのでアクセスはいいですね。

危険ではありますがかなり興奮する祭りであることは間違いないでしょう。それを裏付けるように、この祭りは年々激しさを増しています。この村のこの祭りに対する意気込みは凄く、1年を通してこの一晩のためのロケット花火や家を守る鉄板や鉄網を準備するといいます。何故そこまでして危険な祝い方をするのか、イースターの祝い方としては、何度考えても疑問を抱いてしまいます。笑

僕はこの祭りに対する村の取り組み方は、有名な映画の「パージ」を思わせるような世界観を感じてしまいます。

火事によるケガや、祭りの最中に受けた火傷などに対する補償は一切ありません。完全自己責任です。世界中の祭りの中でも、これほどに危ないと分かっていながら参加する祭りはないかも知れませんね。笑

興味のある方は是非日本を背負って参加してみてほしいものです。