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古い建物と美しい自然が織りなす絶景!南フランスの天空の町ゴルドに行ってみよう!

南フランスのプロヴァンス地方にある町ゴルド(Gordes)。

ゴツゴツとした岩肌が特徴のカラヴォン谷の頂上にあり、海抜340メートルの地点に位置する小さな町です。

周りを豊かで美しい自然に囲まれたこのエリアはフランスでも有数の別荘地で、暖かくなるとフランス国内からはもちろん、ヨーロッパ中からも休暇のために多くの観光客が訪れます。

ゴルドの町は11世紀頃に城が建てられて以来、城塞都市として発展しました。岩壁に張り付くように家屋が立ち並び、旧市街エリアには今なお古い町並みや城が残っているため、「フランスで最も美しい村」の一つにも登録されています。

その美しい町並みや遠景、周囲の景観によって映画「プロヴァンスの贈りもの(原題:A Good Year)」のロケ地に選ばれるほど。険しい岩肌の頂にあるため、「鷲の巣村」や「天空の町」などの異名でも呼ばれています。

ゴルドやその近郊のエリアは一年を通して雨が少なく、晴れの日が多いのも特徴です。

パリなどの華やかな観光スポットではなく、長閑な田舎町で大自然を満喫したりゆっくりしたい人にはピッタリのエリア。近郊にはゴルド以外にも美しい村が点在し、また黄色や赤の岩肌が大変美しいトレッキングコースなどもあるため、長期滞在をしても退屈することはありません。

ゆったり休暇旅行に最適な南仏プロヴァンス地方から、今回はゴルドの町に焦点を当ててご紹介します。

ゴルド旧市街の見どころ

ゴルドの魅力は何と言っても美しい町の景観です。

町中を散策して古い建物や通りを一つ一つ見て回るのもいいですが、まずは町の全景が見られるビューポイントへ行きその絶景を拝むといいでしょう。

カヴァイヨン街道(Route de Cavaillon)

旧市街中心にある観光案内所からも徒歩15分弱で行けるカヴァイヨン街道(Route de Cavaillon)には、ゴルドの町と眼下に広がるリュベロン大地を一望できるビューポイントがあります。

小さなスペースですが町の絶景を一目見ようと多くの観光客が集まるので、歩いていれば見落とすことはないでしょう。そこから眺めるセピア色の町と青空、自然の緑のコントラストはこのエリア随一の絶景で、壮大な景色に息を呑むこと間違いなしです。

カヴァイヨン街道のビューポイントへは車でもいけますが、天気が良ければ徒歩で行くことをお勧めします。というのも、旧市街中心部にあるサン・フィルマン教会の裏手の細い路地から先はゴルドを代表する石畳の路地と古い家屋が立ち並ぶ美しいエリア。

ジャン・デロル通り(Rue Jean Deyrolle)からベルエール通り(Chemin de Bel air)を通ってカヴァイヨン街道に出るルートを歩けば、中世のような古い町並みと徐々に遠ざかるゴルドの町並みを堪能しつつ絶景ポイントまで辿り着けます。

ゴルドの景観の見どころを全て凝縮した散策ルートといっても過言ではないほど、シャッタースポットが詰まっているので、ぜひこのルートを歩いて見てください。

城塞(Le château)

旧市街中心部には、城塞(Le château)が残っています。

この城が初めて文献に記されたのは1031年で、約千年の歴史を持つ古い城です。14世紀のこの地方の争いの最中に増改築され今の姿になりました。城といっても二つの円塔には石落としや砲撃・銃撃用の穴が開いており、三階部分までは窓が設置されてないという完全に戦目的の要塞でした。

現在、この城は町の観光案内所及び絵画などの展示会場として解放されています。

見学可能時間は時期や曜日によって異なりますが、ハイシーズン時は毎日10時(金曜は14:00)~19時まで開いています。基本的に見学無料ですが、展示物によっては有料になる場合もあります。無料で入れて展示物も見られるので、時間があればぜひ城内部も見学してみてください。

町並みや城以外にも、巨大な地下貯蔵庫(Caves du Palais St Firmin)や南フランス特有の様式で造られたサン・フィルマン教会(Eglise Saint Firman)など、ゴルド旧市街には見どころがたくさん。ぜひ色々な場所を覗いてみてはいかがでしょうか。

プロヴァンス名物ラベンダー

プロヴァンス地方の初夏の名物といえばラベンダー畑です。

6~7月の開花時期には、ゴルド周辺はラベンダー色に染まります。ゴルドにもラベンダーを楽しめる絶好のスポットが。旧市街エリアからは離れますが、車で10分ちょっとの場所にあるセナンク修道院(Abbaye Notre Dame de Sénanque)です。

山間にあるセンナク修道院は1148年に立てられたシトー修道会の修道院で、現在も修道士たちがここで生活しています。

修道院の建物前の敷地にはラベンダーが植えられており、1960年からここに住む修道士たちによって手入れ・管理されています。夏になると、このラベンダー畑と歴史ある修道院を見るために多くの観光客が訪れます。

年季を感じさせる古い石造りの修道院とその前に広がるラベンダー畑、両側に広がる木々の緑と澄み切った青空の景観はこの場所でしか見られない絶景です。

修道院のラベンダー畑は無料で見ることができますが、修道院主催の有料ガイドツアー(7.5ユーロ)に参加すれば院内の教会や回廊、古い僧寮などを見学することができます。

センナク修道院は、月曜~土曜の9:00~11:30までは個人で訪れることができます。午後や日曜はガイドツアーに参加する場合のみ入場可能となっています。ガイドツアーの時間は公式ホームページで確認でき、事前予約も可能です。

ゴルド旧市街からは徒歩50分程かかりますが(もちろんタクシーなどの利用も可能)、行く価値は十分ある観光スポットです。行く途中にもラベンダー畑が広がっているので、6~7月にゴルドを訪れる場合は、ぜひセンナク修道院へも足を伸ばして見てください。

アクセス

ゴルドへ行くには、まず近郊都市のアヴィニョン(Avignon)まで移動します。

パリからアヴィニョンまでは直行のTGV(新幹線)が出ており、所要時間は3時間ほどです。アヴィニョンからは、TER(特急)でカヴァイヨン(Cavaillon)まで向かいます。南仏のマルセイユからはカヴァイヨン直行のTERも出ています。

カヴァイヨンからゴルドまでは、駅前のバスロータリーから出発するトラン・ボークリューズ(Trans Vaucluse)の17番アプト(Apt)行きのミニバスで行くことができます。一日4本出ており、運賃は一人2.6ユーロです。本数は多いわけではないので、事前にホームページで時間を調べておいたほうがいいでしょう。

アヴィニョンの駅からも同じくトラン・ボークリューズのバスが出ており、15番のバスがアヴィニョンーアプト間を結んでいます。トラン・ボークリューズのミニバスは2日乗車券もあるので、旅程によってルートやチケットの種類を選ぶといいでしょう。

 国際免許証があればレンタカーを借りるのもオススメです。ゴルドまで、カヴァイヨンからであれば車で30分弱、アヴィニョンからなら1時間弱のドライブです。

まとめ

南仏プロヴァンス地方にある天空の町ゴルドはフランス有数の別荘地で、美しい町並みと自然が特徴の「フランスの最も美しい村」に選ばれている町の一つです。

年間を通して天候が安定しているため、フランスの大自然や田舎町でゆっくりしたいという人には絶好の観光スポットです。

ゴルドは城塞ができたことにより栄えた町で、旧市街エリアはその頃の町並みが残っています。町中散策もいいですが、まず最初にカヴァイヨン街道のビューポイントに行って、ゴルドの全景を見ることをお勧めします。

カヴァイヨンが移動へは旧市街中心部から徒歩15分ほどで行くことができ、途中には石畳の通りや石積みの家屋が立ち並ぶエリアもあるので、ゴルドの見どころを一気に満喫できます。ビューポイントからはゴルドの町と眼下に広がるリュベロン大地を一望でき、その景観は壮大で圧巻です。

旧市街エリア中心にある城塞は14世紀に増改築されたもので、鉄砲穴や大砲穴、石落としなどが設置されている戦いに特化した城です。現在は観光案内所と展示館として利用されており、無料で内部や展示物を見学することができます。

プロヴァンス地方は美しいラベンダー畑でも有名です。

ゴルドの郊外にある12世紀に建てられたセンナク修道院は、修道士によって広大なラベンダー畑が管理されており、6~7月の開花時期には多くの観光客が修道院とラベンダー畑を見に訪れます。

歴史を感じさせる修道院とその前に広がるラベンダー畑、青空と周囲の木々のコントラストは大変美しく絶景です。修道院内部は有料の見学ツアーで入ることもできます。町中からは少し離れていますが、開花時期にゴルドを訪れるのであればぜひ足を伸ばしてほしいスポットです。

ゴルドの近郊都市はアヴィニョンで、パリからでも直行のTGVが出ています。アヴィニョンからはTERでカヴァイヨンまで移動し、その後駅前のバスロータリーからトラン・ボークリューズのミニバスでゴルドまで行くことができます。

レンタカーを借りるのもお勧めで、アヴィニョンからなら1時間程、カヴァイヨンからなら30分ほどでゴルドまで行くことができます。

古い建物と美しい自然が織りなす絶景が見られるゴルド。

ゴルドの近郊エリアも他の美しい村や観光スポットが点在しています。まったりとフランスの自然や田舎を楽しみたい人にはうってつけのプロヴァンス地方。ぜひ今年の夏の休暇先に選んでみてはどうでしょうか。