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優雅で美しい世界遺産!セットで楽しもう!フィヨルド&ブリッゲン周遊の旅

ムーミンで有名なノルウェーにおいて、フィヨルドを訪れずにノルウェーを語ることはできないでしょう。皆さんの中には、学生時代の地理の教科書で岩手県の「リアス式海岸」とともにフィヨルドについて習ったことを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

とても優雅で行けばその雄大さに必ず心が洗われるような気になるフィヨルドの中でも、ソグネフィヨルドとその支流であるネーロイフィヨルド、そしてその終着地点の街ベルゲンよりブリッゲンについてご紹介します。

フィヨルドとは

「入り江」や「深く入り込んだ湾江」を意味するノルウェー語が語源で、もともとは氷食谷だったところへ海水が流れ込んだことによりできた入り江のことをいいます。

氷食谷とは、元あった谷が氷河によって削られることでできたものです。

谷の上に積もり積もった雪がその重さにより固まることで氷河と化したのですが、あるときその氷河が溶けた際に1年間に数100mとも言われる速さで谷を削りながら滑り落ちていき、そのアクションが何度も繰り返されることでフィヨルドができあがりました。

特徴的なのはその形体で、滑り落ちる氷河で削られたため、入り江の始まりから終わりまでがほぼ均等の幅であるU字型というとても美しい形をした入り江となりました。

もちろん元々の谷の形が原型なので大きさはフィヨルドによって形はまちまちですが、最大のもので長さ200km、標高も1700mを超えるものまであります。

ノルウェーに存在するものが世界的にも有名ですが、スカンディナビア半島全域そしてグリーンランドやアイスランドなど比較的緯度の高い国にみられます。しかし、アルゼンチンやチリ、ニュージーランドなどごく稀に南半球にみられるケースもあります。

フィヨルド全てが世界遺産というわけではありませんが、フィヨルドそれぞれに特徴があり、またどれも美しく雄大なので、ぜひ出来る限り多くのフィヨルドを訪れられるといいですね。

補足情報として発音に関してですが、“Fjord”という綴りに対して日本語的に「フィヨルド」と言っても現地では通じません。日本人にはとても難しい音なのですが「フョード」という感じで発音してみてくださいね。

フィヨルドの種類

ソグネフィヨルド

全長約200km、標高1700mを超えるソグネフィヨルドはフィヨルドの中でも世界最大規模のもので、観光客に一番人気のスポットでもあります。

主に鉄道とフェリーにて観光するのですが、このコースが有名でまた後ほど紹介するもう一つの世界遺産である「ブリッゲン」に繋がっていくものですので、こちらは後ほど詳しく述べます。

ハダンゲルフィヨルド

もしゆったりとしたフィヨルド観光を希望するのであれば、このハダンゲルフィヨルドはとってもおススメです。多くのフィヨルドと同様フェリーでの観光となりますが、ごつごつ荒涼としたイメージではなく、その美しさは最も女性的とも表現されるほど優しい印象が特徴的です。

果樹園のおかげで写真にも少し色がつき、陸と水のコントラストも相まって素敵な写真が撮れるのも嬉しいですね。

リーセフィヨルド

何といってもこのリーセの最大の特徴は「プレーケストーレン」という名の高くそびえ立つ崖です。一見そば切り包丁のようなこの崖は約600m、一辺25mの四角い岩で形成され、別名「教会の説教壇」とも呼ばれます。

また英語表記は「パルピットロック(Pulpit Rock)」なので、チケットや標識を見る際に頭に入れておきましょう。

このフィヨルドにおいて一番の楽しみは、ハイキングができることでしょう。もちろん「プレーケストーレン」の頂上まで歩くことが可能です。リーセフィヨルドの頂上に座っている人の写真を見たこともあるかもしれません。

4時間で往復約6kmの距離を歩くことになりますが、頂上からの眺めは何物にも変えがたいものがあります。機会があればぜひ挑戦してみてください。

【世界遺産】
ここからは世界遺産に認定された2つのフィヨルドを紹介します。

ガイランゲルフィヨルド

ガイランゲルフィヨルドを世界遺産たらしめているのは、その美しさはもちろんですが、絶壁を伝って流れる「7人姉妹」と呼ばれる数多くの滝とゴールデンルートと呼ばれるコースです。

オルダンスネスからヘルシルトまでのコースをバス&フェリーで5〜6時間かけて迂回するのですが、その道はノルウェーの民話上の妖精であるトロルから名を取ったトロルスティンゲンというカーブの連続で、そのカーブを曲がるたびに見える数々の滝が流れる山岳や渓谷、川が流れる光景などはまさに息を飲むように壮大です。

時間があっという間に過ぎるとともにその過ぎる時間がとても惜しくも思え、そこにいつまでも居たいと思ってしまうほどです。

写真を撮るのに絶好な場所では、バス運転手が「フォトストップ」と称して一時停止してくれますので、思わず額に飾りたくなるような写真が撮れること間違いなしです。

ネーロイフィヨルド

先述したソグネフィヨルドの支流であるネーロイフィヨルドも世界遺産の一つです。

そこにたどり着くコースやそのコースから見える景色はソグネフィヨルドとよく似ていますが、大きな違いはそのフェリーです。新型ハイブリッド舶であるそのフェリーは「Vision of the Fjords(フィヨルドの眺め)」と呼ばれ、悪天候でもあなたの記憶に残るような観光ができるようにデザインされおり、まさにフィヨルドツアーのエキスパートです。

また特に美しいスポットへ差し掛かった場合は運航をバッテリー運航へ切り替えることにより音なく自然の雰囲気をありのままに楽しめるような設計となっており、自然に優しいエコフェリーでもあります。

世界遺産の中を運航するだけに、その景色と同じくらい心が綺麗になる経験を得られるでしょう。

ブリッゲンとは

ソグネフィヨルドを訪れる際、オスロから向かうと終着点となる都市であるベルゲンは、世界遺産であるブリッゲンを要しています。

一目見ただけでお気付きの通り水面に沿ったとても美しい街であるベルゲンは、実際に貿易や海運業で栄えた不凍港を要する都市で、その規模はノルウェー第2の都市でもあります。

12〜13世紀はノルウェーの首都でした。ブリッゲンは機能的な木造倉庫群で、14世紀にハンザ同盟に加盟したことからハンザ商人に建てられました。それ以来商人を中心にドイツ人居留地となりました。

ソグネフィヨルドよりベルゲンに到着すると、まず目につくのが水面に並ぶ黄色や赤色の彩り豊かな建物ですが、まさにそれがブリッゲンです。その光景はまるで絵画のようなまさにアートと呼ぶべき美しさがあります。

また一斉を風靡したディズニー映画「アナと雪の女王」のモデルとなった都市としても知られています。

ソグネフィヨルド経由ベルゲンへのルート

オスロ駅→ミュールダール駅(鉄道)

ミュールダール駅→フロム駅(フロム鉄道)
世界的にも有名な山岳鉄道です。ノルウェーに行けばこれに乗らない手はありません。まさに両サイドが緩やかな崖となった細い線路を走り、車窓から眺める景色はまさに絶景です。また途中にある観光スポットであるショースフォッセン滝では鉄道が一時停止するため、下車および写真撮影も可能です。

鉄道に乗り込む際は、絶景をより楽しむため、進行方向向かって右側に座ることをオススメします。

ソグネフィヨルド周遊(フェリー)

グドヴァンゲン駅→ヴォス駅(バス)

ヴォス駅→ベルゲン駅(鉄道)

オスロ駅出発から丸一日かかるので、ベルゲンでの宿泊地をあらかじめ予約しておくことをオススメします。

最後に

いかがでしたでしょうか。世界中に世界遺産が数多くある中で、同じ国の中で一度のツアーで世界遺産を2つも見ることができることができるなんて、とてもありがたいですよね。また長い年月をかけて織り成されたこの優雅で美しい光景を見ると、自然の偉大さや壮大さを肌で感じることでしょう。

プラン次第ではここで紹介したフィヨルドを一度の旅行で全て制覇することも可能です。時間とプランをしっかりと用意して、あなただけの素晴らしい旅にしてください。