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世界的に大規模な石造遺跡!圧倒的存在感で多くの人を魅了するボロブドゥール寺院遺跡。

 

ボロブドゥール寺院は、今から1200年ほど前に建造された、世界最大級の仏教寺院だ。遺跡総面積はおよそ1.5万m2。高さはもともと42mあったが、現在は破損して33.5mになっている。1991年には世界遺産に認定され、今や年間100万人の観光客が訪れる観光地となっているほどの名所だ。

基本構造

 

方形壇が5層、円形壇が3層の9層構造であり、全体像は階段式のピラミッド状になっている。

5層の方形壇にはそれぞれ回廊があり、細かなレリーフで仏教説話を学ぶことができる。浮彫のレリーフは1460面に及び、登場人物は1万人を超えるといわれる。

レリーフが好きな僕としてはただただ感心させられるし、感動しながら見て回れるが最近では日本のツアー会社も多くなっているので、ツアーを利用することで細かに情報を仕入れながら見て回ると、さらに深まって面白いだろうと思う。

僕はツアーは利用してないが、しれっとツアー会社と並んで歩きながら勉強しながら楽しんだ。ちなみに下の4階層には計1300枚以上のレリーフが約2.5kmに渡って連なっている。とんでもない技術と活動量が見て取れる。現代でもかなりの労力だが、当時はさらに大変だったであろうこのレリーフ。もし興味がない方でも、見入ってしまうだろう。

頂上部の円形壇までは、階段で登っていけるようになっている。

ボロブドゥールは入口部から頂上にかけて「基壇」、「方形壇」、「円壇」の3段で形成されている。それぞれが仏教の三界である「欲界」、「色界」、「無色界」に相当するといわれていて、参拝者は上へと登っていくことで、欲深い世界から悟りの境地へと近づいていくイメージだといえるだろう。

ボロブドゥール遺跡の位置

 

東南アジア・インドネシアのジャワ島中部に位置する。国際空港のあるジョグジャカルタからは40キロほど、首都ジャカルタからは東南東400キロほどの距離にある。ジョグジャカルタ国際空港まで飛行機で移動して、グワンガンバスターミナルまで行き、バスに乗って向かうのがおすすめ。

資金的に余裕があるのであれば、車やタクシーもあるのでそちらの方が快適なのは間違いない。

ただし、距離は大したことないがしょっちゅう停車するし、なかなか混むので2〜3時間は揺れのひどい道をすし詰め状態の暑いバスで移動することにはなる。水分しっかり持ってた方がいい。笑

※日本からはジャカルタもしくはバリ島デンパサールで乗り継いで行けて、東京出発の乗り継ぎ時間を含めた合計の所要時間は約11時間くらいになる。

入り口にわかりやすい看板がある。

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ボロブドゥールの仏教寺院群
・住所:Borobudur Archaeological Park
・入場時間:6:00~17:00
・入場料:US$25(10歳〜)、US$ 15(子供 3歳〜9歳)

夕方以降はバス便がほとんどなくなるので注意が必要で、タクシーもなかなかつかまらない。日本のようにはいかないので、時間は気にしながら行動することをお勧めする。

ちなみに、もし乗り遅れてしまってどうしようもない時は、ボロブドゥール史跡公園内唯一のホテル・マノハラを利用する手もある。

そしてボロブドゥール寺院遺跡群には、他にも有名な2つの遺跡「パオン寺院」と「ムンドゥ寺院」がある。ボロブドゥールから東へ1.7キロの位置にパオン寺院があり、その延長線上にさらに約1.3キロ進むとムンドゥ寺院がある。

もしツアーで行く場合は、この3つをまわるものが多いようだ。この遺跡群は1日かけて楽しむことが出来ることからツアーの利用もありだろう。

 

埋もれていた寺院の空白の1000年から今まで

 

9世紀に突如姿を消したボロブドゥールは、ジャングルの中に埋もれているのを1814年に発見されるまで、土に覆われていた。これは、イスラム教徒による破壊を恐れた信者が埋めたとの説がささやかれている。当時のジャワ総督代理のトーマス・ラッフルズとオランダ人の技師コルネリウスにより発見された。

インドネシア独立後の1960年代初頭には遺跡崩壊寸前の危機にあったが、ユネスコ主導のもと1973年から2000万ドルの予算、10年計画で大規模な修復工事を行い、1982年に完了した。その際、方形壇部分の石組みはすべて解体され、石の一つ一つに番号が付けられコンピューター管理した後、コンクリート補強された基礎の上に元通りに積み直された。今でいう熊本城のような状況だろう。

この修復作業には日本はじめ27カ国が資金協力をした。国際技術諮問委員として千原大五郎が選ばれた。

 

最後に

ボロブドゥール寺院に行くベストシーズンは湿度が低く、最も涼しく雨が少ない5〜9月がベストだろう。5月~10月が乾季、11月~3月が雨季で、平均気温が約30℃のエリア(ジョグジャカルタ)。暑いのは通年のことなので置いておいたとして、時期を間違えると折角の迫力が台無しだ。

ジャングルの中にそびえ立つ姿は圧巻としか言いようがない遺跡で、本当にこんなのが地中に1000年も眠っていたのかと思うと驚きでしかない。

世界3大仏教寺院とも言われる、ボロブドゥール寺院。時間帯によってみせる表情が全然違うため是非サンライズもサンセットも体験してほしい。