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世界中に知られる世界遺産!アメリカの自由の女神を徹底解剖!

「自由の女神」と聞いて、誰もがその姿を思い浮かべることができるでしょう。

どこに行けば自由の女神に会えるのか、ご存知のことと思います。では、実際のところ自由の女神とは何なのか?どのような歴史があるのか?どのようなメッセージが隠されているのか?それらの問いにすぐに答えられる方は多くはありません。

今回は少し違った角度から自由の女神を徹底解剖していきます。これで明日からあなたも「自由の女神」について誰かに話したくなりますよ。

知っているようで知らない自由の女神

自由の女神って誰?

自由の女神とはいえ、なぜ自由なのか、なぜ女神なのか、ご存知でしょうか?

自由の女神の正体は、実はアメリカにはありません。フランスにあります。

自由の女神の名前は「マリアンヌ」、フランスで自由の象徴である女性のことなのです。これにピンとこなくとも、『民衆を導く自由の女神』という絵画といえば思い出す方もいるでしょう。

ウジェーヌ・ドラクロアによって描かれ、服がはだけながらもフランスの国旗を掲げて民衆を鼓舞する様子を主題とした有名な絵画です。

以上のように自由の女神のモデルは等身大の人間と同じくらいですが、実際にニューヨークでお目にかかる自由の女神はそれ以上の大きさをしています。

銅で作られた緑青色のこの像は、頭までの全長が33.86メートル、台座からトーチまでの全長は46.05メートルです。台座の高さは47メートルもあるので、台座を含めて地面からトーチの先までの自由の女神の全長は93メートル、総重量は225トンにまで及びます。

いつから、何の目的で?

先述の通り、自由の女神はフランスに由来します。

ではなぜフランスの自由の女神がアメリカにあるのでしょうか?
自由の女神像はアメリカ人によって建設されたわけではなく、1886年のアメリカ合衆国独立から100周年の記念としてフランス人によって贈呈されたものなのです。

ただし元はフランスから送られたものではありますが、今では自由な国とも言われる通りアメリカ合衆国は自由と民主主義の象徴として世界では受け入れられていることから、アメリカ合衆国にとっての自由の女神として受け止められナショナル・モニュメントとして指定された像でもあります。

アメリカ合衆国が独立したのが1776年。自由の女神が独立を記念してフランスより贈呈されたのが1886年。そして自由の女神が文化遺産として世界遺産に登録されたのが1984年。まさに約100年ごとに自由の女神はまさにアメリカの自由の文化とともにその道を歩んできたと言えます。

自由の女神が持っているもの

自由の女神がアメリカ合衆国の独立を記念したものであることから、左手に持ってあるのは「1776年7月4日」と刻印されたアメリカ合衆国憲法章典をモチーフとした銘板です。

また自由の女神の右手に掲げられているもの、実はそれはトーチまたはたいまつです。たいまつの先にあるのは燃えさかる炎を表し、純金でできています。

自由の女神は実際に灯台としての役割を果たしていたこともあり、その際はたいまつが実際にたいまつのように光を放っていました。

自由の女神が示すのはすぐに私たちの目に止まるものばかりではありません。自由の女神の足元には弾圧と抑圧からの解放や自由平等の象徴として足かせと引きちぎられた鎖が置かれている他、女神の頭上にある冠にある7つの突起は自由に広がる7つの大陸と7つの海を象徴しているのです。

所在位置とアクセス方法

自由の女神はアメリカ合衆国のニューヨークに存在することはよく知られていますが、マンハッタンにそびえ立っているわけではありません。マンハッタンからフェリーに乗り込み、所要時間15分ほどでたどり着くリバティ島というところに自由の女神はいます。

所要時間は15分ほどですが、チケット購入やフェリー乗船までに長い列に並ぶ必要がありますので、リバティ島を訪れる際は時間に余裕を持っておきましょう。

フェリーは有料ですが、自由の女神を見るだけであればいくつか方法があります。
・スタテンアイランド行きの無料フェリーから眺める
・エンパイアステイトビルディングから眺める
・マンハッタン側から眺める
・ブルックリン側から眺める

もちろん自由の女神のスケールを感じるために足元まで行くのがベストですが、予算やスケジュールに合わせて柔軟にプランに組み込みましょう。

映画と自由の女神の関係

自由の女神はこれまでにも、その存在感からさまざまな映画に登場してきました。その中でも特に1968年の「猿の惑星」、1996年の「インデペンデンス・デイ」、2004年の「デイ・アフター・トゥモロー」に焦点をあげたいと思います。

「猿の惑星」は猿人に乗っ取られた未来の地球の姿を、「インデペンデンス・デイ」は超巨大な宇宙船とともに地球侵略を目的としたエイリアンの来襲と人類との攻防を、そして「デイ・アフター・トゥモロー」は急激な地球の天候が変動した様子を描いた大作です。

ここから見えてくるのは、アメリカに止まらず地球全体を巻き込んだ大きな出来事の中で、アメリカだけでなく全世界の象徴として自由の女神が採用されているという点です。

特に「猿の惑星」で自由の女神が登場するエンディングは衝撃的で、今なお映画史に燦々と輝いています。

また、これまで紹介してきた自由の女神はアメリカのニューヨークにあるものですが、実は自由の女神はフランスにも存在します。

アメリカのものほど大きくはありませんが、パリのリュクサンブール公園に自由の女神はいます。自由の女神がフランスの女神「マリアンヌ」であることを考えれば不思議ではありませんよね。

このフランス版の自由の女神が登場するのが2007年「ナショナル・トレジャー:リンカーンの暗殺者の日記」に登場するのです。まだ観ていない方で興味があれば、ぜひご覧になってください。

隠された部屋

自由の女神はまさに秘密を抱えた女性です。文字通り、2つの部屋を隠し持っているのです。

一つ目は彼女の足の下にある部屋。自由の女神の土台は1807年に木材で建てられており、後に全てをコンクリートで固められしっかりとした作りになりました。

数年前、自由の女神の足元に非常用に新たな階段を設置しようと作業に取り掛かったところ、土台部分に秘密のスペースに続くドアがあるのが発見されました。

作業は直ちに止められ、作業員はスペース内を探索しましたがこれというものは見つからず、今なお何のための部屋であったのか謎のままですが、一説には城塞としての火薬庫だったと言われています。

またもう一つは女神が持つたいまつの中にありますが、これは1916年にドイツ軍のスパイがたいまつ近くの弾薬庫を爆破した際に閉じられました。

たいまつ部分は修復されましたが、安全上の懸念からそれ以来この秘密の部屋は閉じられたままです。

最後に

自由の女神はよく知られたところですが、実はまだまだ知らないことや意外と説明できないことがあることがお分かりいただけたことと思います。

さまざまな歴史とともに歩み、さまざまな都市伝説に含まれることも多い自由の女神は、だからこそ奥が深く今なお私たちを魅了するのかもしれません。

自由の女神は中に入る事も可能ですが、入場制限も1日240人までとまるで秘境です。制限に達していなければ当日でもチケット購入可能ですが、そんな日はほとんどなし。事前にウエブサイトで購入しましょう。

自由の女神入場チケット購入はこちら

ニューヨークを訪れる際は、活気ある街や人々とのふれあいを楽しめます。その中で少しでも時間を割いて自由の女神を訪れてみてください。