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ヨーロッパ花の町コンクール金賞受賞!?花とワインの町エギスアイムの魅力を徹底紹介!

エギスアイム(Eguisheim)とは?

フランス東部の旧アルザス地方(現グラン・エスト地方)はドイツに近いこともあり、フランスの中でも独特の雰囲気を持つ町などが多いエリアです。

それらの一つにエギスアイム(Eguisheim)という町があります。

エギスアイムはフランスを代表するワインの一つであるアルザスワインの発祥地、かつ生産の中心地でもあります。近郊には多くのワイナリーがあり、町の周りは葡萄畑に囲まれています。

エギスアイムの歴史は古く、旧石器時代にはすでに人類が住んでいたことがわかっています。4~5世紀頃に古代ローマによって征服され、それを機にワインの生産が始まりました。8世紀にアルザス公爵による統治が始まり、13世紀により堅牢な城塞都市として整備されました。また、11世紀にフランス人で初めてローマ教皇となったレオ9世の生誕地としても知られています。

エギスアイムの知名度を上げているのはワインやその歴史だけではありません。

この町にはアルザス地方の伝統で特有の「コロンバージュ」と呼ばれる木骨組みの家屋が多くあり、その独特で美しい景観が認められて「フランスで最も美しい村」の一つにも登録されました。

さらに、この町は花の町としても有名で、過去にはフランス国内の「花の町グランプリ」四つ花(最高位)選出、「ヨーロッパ花の町コンクール」金賞受賞などの経歴があります。

さらにさらに、2013年にはフランス人によって選ばれる「フランスで好きな村」で一位を獲得するほどの人気ぶり。名実ともに旧アルザス地方有数の観光地なのです。

今回はこのエギスアイムの見どころやアクセス方法を伝授します。

エギスアイムの見どころ

エギスアイムは城壁で囲まれた町だったこともあり、旧市街のエリアは円形でその中に家屋が並ぶように建っているのが特徴です。

町は城壁跡の名残で二重に囲まれており、一番外側の道路は車両も通ることができますが、内側の二つの通りは道幅が狭いため車両は通れません。三つの環状道路のうち、真ん中にあるロンパール通り(Rue du Rempart)の景観は、この町の代名詞的存在です。

ロンパールとは城壁を意味するフランス語で、ロンパール通りはその名の由来の通り旧市街をぐるっと一周囲っています。

この通りにはコロンバージュ仕様の家が立ち並んでおり、壁の色や窓の扉の色は鮮やかでこの町を代表する景観スポットです。家屋の多くは17~18世紀に建てられたもので、よく見ると家屋の壁には城壁の一部や切石部分が残っているところも。

ロンパール通りの南側には家を正面に道が二手に分岐する場所があり、エギスアイムを紹介する写真として最もよく取り上げられています。春先からは色とりどりの花が咲き乱れ、さらに美しい景観になります。ぜひ時間をとって散策して見ましょう。

エギスアイムの中心にあるのがシャトー広場で、ここにはアルザス地方有数の大きさの聖レオン9世の泉(噴水)や彼の銅像があります。

そして八角形の城壁跡上に建っているのがエギスアイム城(Château Saint-Léon)聖レオン9世の礼拝堂 (La Chapelle Saint-Léon IX)があります。二つの建物は並び立っており、カラフルで美しい屋根を持つ塔があるのが城、ピンク色の建物が礼拝堂です。

エギスアイム城は、元々は8~9世紀ごろに初代の城が建てられ、聖レオン9世はこの城で生まれたと言われています。現在ある城は13世紀に立てられたもので、19世紀までは堀に囲まれていました。

現在は町のレセプション会場として使用されており、町の観光協会のガイドツアーに参加しなければ内部見学はできません。町の観光案内所でツアーの詳細は入手できるので、時間が合えば参加して見るのもいいでしょう。

礼拝堂は19世紀後半に城のキープ(日本の城の天守のような部分)跡に建てられたネオロマネスク様式の建物です。

この礼拝堂は聖レオン9世に捧げられたもので、内部は広くないですが実に色鮮やかで必見です。明るい色合いのステンドグラスはアルザス地方に馴染みのある聖人たちが描かれています。

また、天井には聖レオン9世の生涯を表した絵画が描かれています。荘厳な教会というよりは色遣いや模様などがとても可愛らしい、珍しいタイプの礼拝堂ですのでぜひ覗いて見てください。

礼拝堂は毎日8~18時まで無料で解放されています。

エギスアイムへのアクセス

 エギスアイムへのアクセスは鉄道が便利です。

エギスアイムから7キロほどのところにあるコルマール(Colmar)には国鉄駅があり、TGV(新幹線)もTER(特急)も通っています。パリからコルマールまではTGVで2時間半弱で到着します。

南フランスや西フランス、またはフランス国外から直接アルザス地方に向かう場合は、ストラスブール(Strasbourg)空港まで飛行機移動の後、コルマールまで鉄道を使うといいでしょう。

コルマールからエギスアイムへはTransports KUNEGELが運行する208番のバスで行くことができます。2018年5月現在1日に4本前後出ていますが、時間によってバスルートが微妙に違うので、バスを使う場合は事前に時刻と乗り場を確認しておきましょう。

コルマールに到着する時間によってはバスとの乗り継ぎがうまくいかない場合もあるでしょう。

その場合はタクシーを使うのも手です。コルマールからエギスアイムまでは10分程なので、タクシー代もそこまで高くありません。2箇所ある駅の両出口近くにタクシー乗り場がありますが、駅前広場側のタクシー乗り場の方がタクシーを捕まえやすいです。

また、コルマール駅にはレンタルバイクショップもあります。コルマールを起点にエギスアイムに日帰りで行く場合は、天気が良ければ自転車で行くのもおすすめです。

エギスアイムの町の外側には葡萄畑が広がっており、ワインの生産が盛んなエリアならではの長閑な田舎風景を見ることができます。

エギスアイム旧市街エリアから南西に向かったところにはワイナリーが集まっているエリアがあります。ワイン好きであれば葡萄畑の景観を楽しみつつ、ワイナリーエリアまでサイクリングをするのもオススメです。

エギスアイムの旧市街内にもレンタルサイクルショップがあるので、コルマールから自転車を借りていない場合でも、エギスアイム旧市街で借りて町の周りを回ることができます。天気がいい場合にはオススメのアクティビティです。

まとめ

フランス東部の旧アルザス地方にある町、エギスアイム。アルザスワイン発祥の地で、葡萄畑に囲まれた長閑な田舎町です。長い歴史を持つ町で、11世紀にはフランス人初のローマ教皇となった聖レオン9世の生誕地でもあります。

エギスアイムは町並みも有名で、コロンバージュの家屋に花が咲き乱れる美しい町です。「フランスで最も美しい村」に登録されており、「花の町グランプリ」など様々な賞を受賞しています。

エギスアイム観光で見逃せないのはロンパール通りの景観です。元々城壁があったところで、旧市街を囲むようにできている通りです。この通りにはコロンバージュ仕様の家が並び立っており、古い町並みを楽しむことができます。南側には通りが二つに分岐する有名なシャッタースポットがあり、春から夏にかけては花が咲き乱れて一層美しい景観になります。

エギスアイム旧市街の中心にはシャトー広場があり、そこにはエギスアイム城や聖レオン9世の礼拝堂などがあります。初代の城は聖レオン9世が生まれた場所とされており、現在の城は13世紀に建てられたものです。

城の隣にある礼拝堂は19世紀に城のキープ跡に建てられた比較的新しい建物で、聖レオン9世に捧げられたものです。ピンクの外観にカラフルで可愛らしい模様や天井画、明るい色合いのステンドグラスが特徴です。天井画は聖レオン9世の人生が、ステンドグラスにはアルザス地方に所縁のある聖人たちが描かれています。

エギスアイムへのアクセスは比較的簡単です。近郊の街コルマールまでは、パリなどからTGVやTERでアクセスできます。コルマールからエギスアイムまではTransports KUNEGELの208番のバスで行くことができます。本数が少ないので、事前にホームページで時刻や乗り場を確認しましょう。バスの時間が合わない場合は、タクシーで行くのもよいでしょう。

エギスアイム近郊には美しい葡萄畑が広がっているので、天気がよければコルマール駅近くのレンタルサイクルショップで自転車を借りて、エギスアイムまでサイクリングを楽しむのもオススメです。

花にワインに美しい町並み、長閑な葡萄畑など、小さな町に見所が凝縮されている町エギスアイム。コルマールをはじめ、近郊には「フランスの最も美しい村」に登録されている他の村も点在しています。

今年の夏はフランスのアルザス地方で、ワインや長閑な景観などを楽しむ大人旅をしてみてはいかがでしょうか?