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ヨーロッパのハワイ?スペイン領グランカナリア諸島のラスパルマスに迫る!

ラスパルマスはスペイン領であるグランカナリア諸島の北部に位置しています。

グランカナリア州の州都であり、ラスパルマス県の県都で人口は約40万人です。

ラスパルマスとは「ヤシの陣地」という意味です。野菜、果物、ブドウ酒を主に輸出しています。産業は造船業や水産加工業が盛んですが、最大の財源は観光収入です。

大航海時代には、ヨーロッパの船がアメリカ大陸に向かう際に、燃料や食料の補給地として立ち寄った町で、1492年にはコロンブスもここを訪れています。

スペイン領ではありますが、スペイン本土からは約1000キロ、アフリカのモロッコからは約100キロということでアフリカ大陸により近いです。

そういう地理的なことと、ヨーロッパと中南米の中継で栄えたことから、ヨーロッパとアフリカ、中南米の文化が入り乱れ、グランカナリア独特の文化が形成されました。

日本ではあまりなじみのないこのラスパルマスですが、実は日本の遠洋漁業の基地として賑わった時代もありました。全盛期には数千人の日本人が住み、日本人学校があった程です。

また、「ヨーロッパのハワイ」という異名があり、ヨーロッパ人の高級リゾート地とされています。

公用語は本土と同じくスペイン語で、通貨はユーロになります。

ラスパルマスの観光

サン・ファン・バウティスタ教会は、ネオ・ゴシック様式のカトリックの教会で、1515年に完成しました。天井付近まで続くステンドグラスが見事で、ラスパルマス特有の日差しの強さがより一層ステンドグラスの美しさを際立たせます。

コロンブス博物館

コロンブス博物館は、コロンブスの最初の航海時に船をメンテナンスするために寄港した際に滞在した古い宮殿が基となっています。

博物館の最大の見物は、コロンブスの最初の航海の時の船の模型です。

デッキの長さが約20メートルで定員が約20名の小さな船です。コロンブスの全航海の展示などもあります。

また、新大陸から持ち帰ったアンデス起源の土器などの展示はやはりコロンブスならではというところです。

博物館にはスペイン風の中庭(パティオ)があり、気分転換ができます。

ラスパルマスの街を一望出来る丘の上の展望台もお勧めです。サン・ファン・バティスタ教会を中心とした中心部を見下ろせます。

マスパロマス砂丘

マスパロマス砂丘は全長6キロの砂丘です。海岸に連なる光景はどこか日本の鳥取砂丘を彷彿させます。日本人観光客にはお勧めの場所です。

ラスパルマスだけでなく、グランカナリア諸島で最も有名なビーチがプラヤ・デ・ラス・カンデラスです。ビーチ沿いにホテルやレストランが連なっています。

ラスパルマスの名物

ラスパルマスならではのお土産としては、モホソースがあります。

モホソースは万能ソースで、ラスパルマスの人はいろいろな料理に使います。色は赤と緑とあり、それぞれ自然の色です。赤はニンニク、唐辛子がベースで更にパプリカ、酢、オリーブ油を加えた薬味ソースでモホロホといいます。

緑はコリアンダーかイタリアンパセリをニンニクと共につぶして作ったもので、モホベルデといいます。

モホロホは肉料理、モオベルデは魚料理に使います。モホソースはラスパルマス市内のスーパーやショッピングセンターで購入出来ます。

ラム酒もお土産としては最適でアレウーカスのラム酒はヨーロッパ最古の歴史を持ち、ラム酒の主原料となるサトウキビにこだわったスペイン王室御用達の上等なラム酒です。

ロン・アレウーカスシエテが品質も良く価格も手ごろでお勧めです。また、やはりグランカナリアの特産品であるはちみつが入ったはちみつ入りラム酒であるハニーラムも好評です。

スペインでは「バル文化」があり、人々は折につけバルでコーヒーやお酒を飲みますが、スペインで最高級とされているコーヒーはグランカナリア産のコーヒー豆です。ティピカというメーカーのコーヒーが有名です。

ラスパルマスの食事について

パパス・アルガ―ダス

パパス・アルガ―ダスはラスパルマスの名物料理で、モホソースというニンニクとパプリカを効かせたオリーブオイルをベースにしたものを蒸したジャガイモと和えたものです。

ゴフィオ

ゴフィオはグランカナリアの先住民族であるグアンチェ族の主食で、とうもろこしや小麦をすり潰してスープやミルクに混ぜて食べる料理です。

サンコーチョ

サンコーチョは、元々は中南米のカリブ海の料理ですが、中南米からの移民の方がグランカナリアに持ち込んだと言われています。中南米では、チキンが使われていますが、グランカナリアでは塩ダラが使われています。

また、伝統料理としてウサギの煮込みがあります。ラスパルマスでは昔から、ウサギの肉を食べる習慣がありました。

ラスパルマスでのショッピングについて

トリアナ通り

トリアナ通りは、ラスパルマスで一番賑やかな通りです。

様々な商店や、レストラン、カフェが軒を連ねています。18世紀から20世紀頃に建てられた建築物が多いので、買い物だけではなくて、観光としても楽しめる場所です。

また、スペインならではのタパス屋さんもたくさんあります。

べゲタ市場

べゲタ市場は、歴史の古い市場です。残念ながら、観光客が買うようなお土産の類はありませんが野菜や果物の陳列が非常にきれいで、その光景を見るだけでも価値のある市場です。

ラスパルマスの人気のショッピングセンターとしては、Las Arenasがあります。大きなショッピングセンターで、フードコートも充実しています。

スペイン領ということで、ヨーロッパ最大のスペインのデパートチェーンであるエルコルテイングレスもこのラスパルマスにはあります。

最後に

スペイン領ということもあり、サッカー熱も高く、町の名前と同じ「ラスパルマス」というナショナルチームがあります。

日本の本田選手や柴崎選手の加入の可能性のあったチームとしてサッカーファンには町の名前というよりは、チーム名としてむしろ浸透しているでしょう。

本拠地のエスタディオ・グラン・カナリアまでは、サンタカタリナパークから45番バスに乗り、Pinto Felo Monzon大通りで下車します。

試合チケットは「海外のチケットぴあ」といえるviagogoで手配可能です。日本語ページがあり、チケットはプリントアウトで対応可能なので便利です。

地理的に他のスペインのチームに比べてハンデを負っていますが、このラスパルマスが1部リーグに昇格したことによる経済波及効果はかなり大きいようです。

サッカー好きはなにかと興奮を覚えるスペイン観光。

スペイン本土からは少し離れにはなりますが、ゆったりとした街の空気感は中毒性さえ感じさせます。

是非、スペイン観光の際は足を運んでみてください。