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マルタの世界遺産!巨石神殿群は神殿好きにはたまらない!?

 

今回ご紹介するのは世界遺産、「マルタの巨石神殿群」です。

皆さんはマルタの巨石神殿群についてご存じでしょうか。

マルタは地中海の南に浮かぶ小さな島国です。

イタリアのシチリア島よりも更に南にあり、ヨーロッパよりはアフリカに近いこともあって一年を通して温暖な気候になっています。

マルタはアトランティスの元になったという都市伝説もあるのですが、その理由が今回ご紹介する巨石神殿群にあるのです。

そんなマルタの巨石神殿群の魅力について、ご紹介していきたいと思います。

マルタの巨石神殿群とは

マルタの巨石神殿群とは世界最古の巨石建築ともいわれているマルタ島に点在する約30箇所の石造遺跡の事を指しています。

世界遺産に登録されているのはその一部なのですが、この遺跡群の特徴は紀元前4000年頃から紀元前3000年頃に建てられたという点です。

これはエジプトのピラミッドよりも遙かに古い年代で、当時この島にはこのような巨石建築物を作る技術も人手も無かったのではないかと言われています。

巨石神殿群が建設されてから数千年~数百年が経った紀元前2000年頃、突如としてマルタ島からは人間の痕跡が消えてしまいます。

これには諸説がありますが、真相は未だに解明されていません。

ただ、一晩で海に沈んだアトランティス伝説とマルタを重ね合わせる人々の中には、もともとシチリアと地続きだったマルタは、大地震によって隔てられ、このときの津波でマルタ地域に住んでいた人々は壊滅状態になった。

残った人々は地下神殿に数千人の遺体を収容すると島を後にした。

と、いうエピソードを信じている方もいます。

歴史的資料が無く、また無人島となった事で神話や伝説の類いも残っていないため、この巨石建造物群がいつ、誰によって何のために作られ、また人々はどこへ行ってしまったのかという古代最大の謎は未だに解明されないままとなっています。

しかし、謎が残されていることで人々の想像力がかき立てられ、見る人に感動を与えている側面もあります。

そういった意味では、もしかしたらこのまま謎が解明されない方が良い面もあるのかもしれません。

代表的建造物

ハジャール・イム神殿 (Hagar Qim)

ハジャール・イム神殿はマルタ本島の南部にある巨石神殿遺跡で、紀元前3700年頃から紀元前3200年頃に建設されたと見られています。

他の多くの巨石神殿遺跡と同様に、太陽光によるダメージから保護するためのテントが張られています。

このハジャール・イムという名前は、「岩」を意味する言葉のハジャーと、「崇拝」を意味する言葉のイムから名付けられたといいます。

古代のマルタ人はこの場所で何らかの宗教的儀式を行っていたそうです。

ムナイドラ神殿 (Mnajdara)

ムナイドラ神殿はハジャール・イム神殿と同じくマルタ本島の南部にある巨石神殿遺跡です。

ハジャール・イム神殿から西に500メートルほどの位置にあるこの遺跡もやはりテントで覆われています。

イムナイドラ神殿とも呼ばれているこの神殿遺跡の巨石をよく見ると、石に小さな穴が刻まれています。

これは暦を数える為に刻んだとも言われていますが、真相は解明されていません。

タルシーン神殿 (Tarxien)

タルシーン神殿は紀元前3000年頃から紀元前2500年頃に建設された遺跡です。

マルタ本島の北西部、市街地にあるこの遺跡からは動物の骨や解体に用いた刃物が出土しており、何らかの宗教的儀式によって動物が生け贄として捧げられていたのでは無いかとと見られています。

この遺跡では遺跡内を走る通路の上を歩いて見学することができます。

保存状態は良好ですが、ハジャール・イム神殿などと比較すると少し遺跡との距離感が感じられます。

遺跡の中には渦巻き模様の彫られた石や動物が彫られた石などもあり、他の巨石神殿遺跡よりも洗練されているように見えます。

ジュガンティーヤ神殿 (Ggantija)

ジュガンティーヤ神殿はマルタ本島ではなく、北西のゴゾ島にある巨石神殿遺跡です。

「ジュガンティーヤ」という名前はマルタ語で「巨人の塔」という意味です。

紀元前3600年頃に建設されたこの巨石神殿遺跡はマルタの巨石神殿群の中でも最も古い遺跡として有名です。

ジュガンティーヤ神殿は2つの神殿から構成されていて、南側のより古い神殿からは豊穣を司る神の像とみられる彫刻が多数出土しています。

ジュガンティーヤ神殿の入り口にはへこみがある巨石が置かれていて、これは神殿への入城の際に使った手水を入れる石だったのではないかと見られています。

また、ジュガンティーヤ神殿からも多数の動物の骨が発見されていて、生け贄を捧げる場所でもあったと見られています。

ジュガンティーヤ神殿は、クローバーのような形だった事が判明しています。

中心部を走る通路から枝分かれするように半円形の部屋が設置されている形ですね。

この半円形の部屋には元々は屋根がかけられていたと見られています。

このジュガンティーヤ神殿遺跡を含むマルタの巨石神殿群は南東を向いて建設されており、太陽神信仰があったのではないかとも言われています。

役立つ情報&豆知識

こちらではマルタの巨石神殿群観光に役立つ情報や豆知識をお伝えします。

マルタへのアクセス

残念ながら日本からマルタへの直通便は運行していません。

ヨーロッパの主要都市から航空機でのアクセスとなります。

マルタへの飛行機はパリ、ローマ、ミュンヘン、イスタンブールなど数多くの町から運航していますので、比較的容易に訪れる事ができるかと思います。

マルタのお土産

実はマルタには巨石神殿群以外にも世界一と言われているものがもう1つあります。

それは蜂蜜です。

マルタ本島、ゴゾ島のどちらでも作られている蜂蜜は、世界的に有名で夏、リゾートで訪れた観光客にも人気の品です。

蜂蜜が有名なことから、マルタには蜂蜜をつかった製品が数多く売られています。

蜂蜜から作られたハニーワインや、蜂蜜をたっぷり使ったマルタの伝統的お菓子ハニーリングもその1つです。

女性向けのお土産では、蜂蜜を使ったリップクリームやフェイスクリームなども売られていて、非常に人気があるそうです。

最後に

いかがでしたか。

これをきっかけにマルタの巨石神殿群に興味を持って頂けたなら幸いです。

マルタ島というと夏のバカンス先として非常に人気があるリゾート地ですが、先史時代につくられた巨石建造物群について、日本ではあまり知らない人が多いようです。

歴史好きな方でもマルタと聞くとマルタ騎士団をイメージするようで、巨石建造物群の知名度はいまいち高くありません。

マルタには巨石建造物群以外にも見どころは沢山ありますし、リゾート地としても非常に有名な場所ですので、ありきたりではなく、ちょっと変った場所に行ってみたいという方にはぴったりかもしれません。

マルタ騎士団の城館なども残っており、歴史好きな方はこちらを訪れるのも楽しいと思います。

次回の海外旅行には、ぜひマルタ島へのご旅行もご検討下さい!