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ポーランドの小人の街!?ヴロツワフに行ってみよう!

ヴロツワフはポーランド下シレジア地方の中心都市であり、ポーランド第四の都市です。ポーランドで最も古い歴史を持つ街で、ボヘミア公ブラチスラフ1世によって10世紀に建設されました。

17世紀から第二次世界大戦まではハプスブルク家、プロイセンやドイツに領有され、1945年に再びポーランドの地となりました。

町を横切るオドラ川には12の島があり、それを100本以上の橋で結んでいます。オドラ川の景観や歴史的な見どころは多くあるのですが、最近では「小人の街」として政界中の人から注目を集めています。

ヴロツワフについて

地理的にドイツに近く、古くからドイツの影響で自動車製造業や化学製品製造や電子産業が盛んだったことから、国内で屈指の所得水準を誇る都市です。また、最近では、金融業の中心地となっています。人口は約64万人です。

ヴロツワフの交通は市電とバスがメインとなっています。

市電とバスのチケットは共通券となっており、時間制の運賃体系です。

例えば、60分チケットを購入した場合、60分以内であれば、乗り換えが可能です。

乗り換えの組み合わせは市電とバスで自由自在に可能です。チケットは乗り場の自販機かキオスク、車内で購入可能です。車内販売はクレジットカードのみです。

ヴロツワフ中央駅は、ワルシャワやクラクフといった他のポーランドの主要都市に限らず、ドイツやハンガリーといった近隣国からの鉄道が数多く乗り入れています。

駅舎は長い歴史を持つヴロツワフを象徴するかのような重厚な趣のある駅舎で、映画の撮影にも頻繁に使われるほどです。

ヴロツワフの観光

12の島からなるヴロツワフの中でもオストルフ・トゥムスキは最も歴史の古い地区で、このオストルフ・トゥムスキに観光的な見どころが集約されています。

ヴロツワフの旧市庁舎

ヴロツワフの旧市庁舎は、13世紀に建設が着工され、約250年の建設期間の中で、改築や増築が繰り返されたゴシック様式の建物です。

建物正面の三角の切妻屋根には、太陽、月、十二星座の相対的位置を示すための特殊装置と文字盤を備えた天文時計が付けられています。

中は博物館となっており、地下にはヨーロッパ最古のレストランがあります。

聖エリザベス教会

聖エリザベス教会は、現在はカトリックの教会ですが、ヴロツワフがオーストリアやドイツ領だった時にはプロテスタントの教会でした。

鐘撞は登ることができ、90メートルの高さの頂上からはヴロツワフの街並みが見渡せます。

聖ヨハネ大聖堂

聖ヨハネ大聖堂は、14世紀にゴシック建築で建てられた二つの尖塔を持つ教会です。

永久の眠りにつく聖母」が描かれた祭壇は圧巻の一言です。聖エリザベス教会と同じく塔の屋上に上ることが出来ます。

シュチトニツニツキ公園

シュチトニツニツキ公園はヴロツワフ市内で最も大きい公園で、日本庭園があります。

1913年に日本庭園は造られましたが、日本の造園専門家をわざわざ招いて手入れをするほどの本格的な庭園です。

ナポレオン戦勝100年記念の展覧会の一部として出展されました。

ヴロツワフは教育熱の盛んな街で、大学がたくさんあり、ヴロツワフ大学は観光スポットとしても話題を集めています。16世紀の創立で、創立以来、9人のノーベル賞受賞者を輩出しています。科学に特化した大学だけに科学の分野での受賞者がほとんどです。大学内には、ヴロツワフ大学博物館があり、1階のレオポルディヌム講堂の天井画が見物です。

ヴロツワフの名物「小人の像」

1980年代、オレンジオルタナティブという反社会主義運動が起きました。小人を使った落書きや芸術活動を行って社会主義を風刺するというものです。

民主化後、小人の像の存在は忘れられていましたが、2005年にポーランドの芸術家トマシュ・モチェックが五体の小人像を製作したのをきっかけに、現在まで小人の像は増え続けています。

観光の目玉として、ヴロツワフ市が積極的に設置を促しており、今ではその土地のオーナーであれば自由に設置が可能です。それぞれの小人には名前があります。

最近では、「小人祭り」が行われたり、「小人コンテスト」が行われたりと、ますます小人熱が高まっています。

観光管内所やお土産屋さんでは、「小人マップ」の販売もしているので、ぜひ観光前に入手してください。

ヴロツワフのレストラン&ホテル

ピヴニツカ・シフィドニツカは旧市庁舎の地下にあるレストランで、ヨーロッパ最古のレストランです。

ピヴニツカとは、「地下室」という意味があります。創業は1273年で、ゲーテやショパンも通った由緒ある名店です。

Pierogarnia Stary Mlynは、旧市庁舎の隣にあるポーランド料理に定評のあるレストランです。「ポーランドの餃子」であるピエロギは、一皿500円程度ですが、かなりボリュームがあります。

ホテル事情ですが、ワルシャワやクラクフなどはホテルの宿泊費が年々、上昇の一途を辿っていますが、ヴロツワフは比較的安く泊まれることができ、中心地の一流ホテルも1万円代で泊まれるホテルが多いです。

最後に

空の玄関口となるヴロツワフ空港は出来たばかりの新しい空港です。

中心部へもタクシーで30分程度とアクセスも大変良いです。空港の到着ロビーには小さいコンビニやキオスクもあり、ホテルに着いてから必要な水やジュースなどが購入出来ます。

公共バスもありますが、所要時間が1時間近く掛かるため、タクシー利用をお勧めします。

ヴロツワフにはたくさんのショッピングモールがありますが、観光客に一番便利なのが、ヴロツワフ中央広場の近くにある「Galleria」です。

クラクフにもGalleriaがありますが、売られている品物はやはり似通っています。

3階建てのショッピングモールで、洋服から日用品、食料まで購入することができます。また、フードコートも充実しており、無料wifiも使えます。

Dh Hala Targowa は、ヴロツワフだけでなく、ポーランド全体の中でも突出した規模を誇る市場です。ヴロツワフ市民の日用品調達の場所であるだけでなく、観光客が多く集う場所でもあります。

昔ながらの量り売りの店が多く軒を連ねています。

ポーランドを代表するチョコレートブランドであるWAWELの専門店もあります。市場の中にはレストランやカフェもありますので、1日ゆっくり見て回るのも楽しい場所です。