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フランスの断崖に建つグレーの村!穴場スポットのバラジュックへ行ってみよう!

元城塞都市のバラジュック(Balazuc)とは?

フランスの中でも特に美しい田舎の風景が堪能できる南フランス。

オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方(旧ローヌ=アルプ地方)にも、のどかな田舎の風景や大自然を満喫できるスポットがたくさんあります。

今回ご紹介するのは、この地方を流れるアルデーシュ川沿いの断崖に建てられた元城塞都市のバラジュック(Balazuc)です。

この村は人口三百人程度の小さな村ですが、中世の美しい町並みと歴史的建造物を擁し、周囲の景観や大自然が大変美しいことから、夏場は大人気の観光スポットです。

フランスはもちろん、ヨーロッパ中から多くの人々がキャンプや観光のためにこの村を訪れます。

この地域でははるか昔から人が定住していたとされ、ネアンデルタール人の骨も発掘されている歴史ある場所です。

紀元前8世紀頃にはガリア人がこの地に定住し、村を砦として利用し始めたとも言われています。

バラジュックが本格的に町として栄え出したのは11世紀ごろからで、この頃から13世紀にかけて教会や城、城壁などが整備され発展していきました。

現在も中世の建物の一部や城壁などが残っており、この村の観光の目玉となっています。

日本人にはあまり知られていない穴場的な村ですが、フランスの最も美しい村の一つにも登録されているので、村の美しさは折り紙付きです。

観光と大自然を同時に満喫できる素晴らしい村バラジュック。

今回はバラジュックの見どころとアクセス方法などをご紹介します。

バラジュックの見どころ

バラジュックの第一の見どころは村の町並みです。

断崖に沿ってグレーで統一された石造りの家屋が立ち並ぶ姿はこの村の眺望スポットの一つ。

バラジュック橋(Pont de Balazuc)

村の北側奥にあるバラジュック橋(Pont de Balazuc)やその奥の道路からは、村の全景を一望できます。

橋の奥の道路を歩けば、村の景観はもちろん、橋や白い断崖、アルデーシュ川の清流を一同に合わせた絶好の景色を見ることができますので、ぜひ散策してみて下さい。

川の中州などから見上げる村の景観もオススメです。

バラジュックの村の家屋は、大きな切石が積み上げられているのが特徴です。

大きな石がゴツゴツと積み上げられている家屋や垣根の景観はこの村ならではのもの。

村の中や外周には今にも崩れそうな城壁跡や城門などが点在しており、中世の趣を感じ取ることができます。

村の奥に行くにつれて古い建物が増え、大きな岩がそのまま家屋の壁の一部として利用されていたりと13~15世紀の名残を見ることができます。

春先以降はツタやバラ、藤などの草木が家壁や垣根に沿って咲き誇り、統一感のある村内の景観に彩りを添えてくれます。

歩いていると次々にシャッタースポットが現れるので、ぜひ時間をかけて村や周辺を散策してみて下さい。

聖マドレーヌ教会(Église romane Sainte Madeleine)

バラジュックには新旧2つの聖マドレーヌ教会(Église romane Sainte Madeleine)があります。

村の北側にある旧教会は11~13世紀に建てられたロマネスク様式のものです。

内部まで全て石造りの年季が入った教会で、城塞都市の教会らしく、祭壇奥の部分には狙撃用の縦長の細い穴が作られています。

石壁にある小さめの窓に近年はめられたステンドグラスがとても印象的で美しい教会です。

教会の周りも古い石畳や門などがあり、中世の名残を色濃く残す村の中でも随一のスポットなので必見です。

また、教会の元鐘楼部分に登って家屋の近景を眺めることもできます。

新教会(Nouvelle église)

町の中心部にある新教会(Nouvelle église)は19世紀に建てられた新しいもので、入口へと続く左右から登れる半円形の階段と高い正面の鐘楼が特徴です。

教会内部にはフランスの聖人などの絵画や彫刻が多く飾られています。

ステンドグラスは色鮮やかで絵柄も鮮明なので、とても写真映えする美しいものですので、こちらも覗いてみて下さい。

バラジュックは元城塞都市。

ゲストハウス(Château de Balazuc)

11~13世紀に建てられた城は、現在なんとゲストハウス(Château de Balazuc)としてオープンしています。

管理人夫妻によって運営されている大人気の宿で、客室は現在3部屋(1~2人部屋)のみ。

部屋は城の一部を残しつつモダンに仕上げられたオシャレな作りになっています。

城塞の雰囲気が色濃く残る中庭や展望スペースなどは写真を撮らずにはいられないほどの圧巻の景観です。

また、展望スペースから眺めるアルデーシュ川沿いの夕焼けの眺めはまさしく絶景。

プールやジャグジーなども完備されており、優雅で贅沢なひと時を味わえます。

2人で泊まればそこまで高い値段でもないので、バラジュックを訪れる際に空室があればぜひ城に一泊してみてはいかがでしょうか?

素敵な思い出になること間違いなしです。

バラジュックへのアクセス

バラジュックへは村の麓まで中距離バスなどが通っているので、他のフランスの美しい村に比べるとアクセスがしやすい方です。

バラジュック近郊まで行くバスは2種類あり、どちらに乗るかで起点となる都市が変ります。

まず一つめのバスはLa Regionが運行するオルヴェーニュ=ローヌ=アルプ地方内を結ぶle septというバスの15番路線。

こちらはアヴィニョン(Avignon)−オーブナ(Aubenas)間を結ぶバスです。

アヴィニョンは有名な観光都市ですので、ここまではフランス中から鉄道を利用して簡単にアクセスできます(オーブナは国鉄の駅がないので鉄道は通っていません)。

この路線は基本的に一日4本前後運行しています。

ただ、直行便は1日に1本しかなく、基本的に乗り換えが必要です(同じバス停から発着するので移動の必要はありませんが、乗り継ぎ時間が1時間前後発生します)。

もう一つは同じバス会社が運行する76番のバランス(Valence)−ヴァロン=ポン=ダルク(Vallon-Pont-d’Arc)を結ぶ長距離バスです。

こちらの路線はフランス国鉄(SNCF)と提携しており、国鉄の公式サイトでバスチケットまで購入すれば割引があるとのこと。

もちろん、駅の窓口やバスの運転手から直接チケットも購入できます。

こちらのバスも基本的に一日4本運行しています。

このバスを利用する場合は、列車でバランスかモンテリマール(Montelimar)まで移動し、駅前からこのバスに乗るといいでしょう。

どちらのバスを利用するにしろ、本数が少ないですし上述した情報は2018年9月前後までの時刻表をもとにしていますので、計画を立てる際は公式ホームページで再度確認することをお勧めします。

また、もし国際免許証を持っているのであればレンタカーの利用をお勧めします。

レンタカーを借りられる最寄りの都市はモンテリマールで、バラジュックまで1時間ほどの運転になります。

まとめ

南フランスのオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方に位置する村バラジュックは、フランスの最も美しい村に登録されるほどの素晴らしい村の景観と大自然を擁した夏の人気観光スポットです。

川沿いの断崖に沿って家屋が立ち並び、中世の頃には城塞都市として利用されていました。

村の見どころは、大きな切石が積み重なりグレーで統一された家屋や垣根が生み出す独特の景観です。

春先からはバラやツタなどの緑にも囲まれ、より一層美しい町並みが堪能できます。

村の北側にあるバラジュック橋やその奥の道路は、村の全景を一望できる眺望スポットです。

村内には2つの聖マドレーヌ教会があります。

古い方の教会は11~13世紀に建てられた石造りのロマネスク様式のもので、教会や周囲の景観は中世の名残を色濃く残す村屈指のスポットです。

新教会は19世紀に建築されたもので、高い鐘塔や入口に登る美しい階段、内部のステンドグラスなどが見どころです。

このむらは城塞都市でしたが、現在その城跡はゲストハウスとしてオープンしています。

客室は3部屋のみという贅沢なつくりで、中庭やテラスなどは中世の城の面影が強く残っており美しい景観を有していることから大人気の宿となっています。

思い出に残る滞在になること間違いなしですので、滞在に合わせて空室があればぜひバラジュック城に一泊してみてはいかがでしょうか。

バラジュックへはLa Regionが運行する2つのバス路線でアクセスが可能です。

一つはle septというバスの15番路線で、アヴィニョンが交通起点となります。

もう一つは76番の長距離バスで、こちらは国鉄と提携しているためチケットの購入方法によっては割引もあるそう。

こちらのバスへはバランスやモンテリマールの駅前から乗ることができます。

どちらも1日の運行本数は少ないため、事前にホームページで時刻表などを再確認したほうがいいでしょう。

また、国際免許証を持っている場合はレンタカーの利用がお勧めです。

バラジュックはフランスの美しい村に登録されている村の一つですが、大きめの切石が生み出す村の景観は他の村のそれとは異なった雰囲気がありますので、他の村を回って来てもまた新たな景色を楽しめます。

周囲の自然も豊かなため、トレッキングやカヌーでの川遊びなどのアクティビティも充実しています。

観光名所を回るばかりではなく、観光とゆったりとした時間どちらも楽しみたいという人や冒険的な旅行を楽しみたいという人には一押しの穴場スポットだと思います。

夏から秋にかけては気候もいいため、これからが訪問のベストシーズン。

夏休みやシルバーウィークなどを利用して、フランスの田舎の村と大自然を満喫する旅を計画してみてはいかがでしょうか。