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フランスの岩壁の合間に佇む町!ムスティエ・サント・マリーをご紹介!

ムスティエ・サント・マリーとは?

華の都パリを要する観光大国フランス。フランスといえばパリやマルセイユ、ニースなどの芸術都市やビーチリゾートのイメージが一般的だと思います。

日本のおよそ1.5倍の国土を持つフランスにはそれらの有名都市以外にも、さまざまな観光スポットが国中に散らばっています。

特に南フランスの方は有名なビーチや自然公園、アルプスなど自然豊かな観光スポットが多い点が魅力です。

そんな南フランスのコート・ダ・シュール地方には、ヨーロッパ最大級でフランスのグランドキャニオンと言われるヴェルドン渓谷(Gourges du Verdon)があり、渓谷は深さ7~800メートルもあるそう。

その近くににあるのが絶壁の合間に建てられたムスティエ・サント・マリー(Moustiers-Sainte-Marie)。人口1000人程の小さな町ですが、町の背後には荒い岩肌の断崖がそびえ立っていて独特の外観を要しているため、「フランスの最も美しい村」の一つに名を連ねています。

町の景観だけでなく、高地にあるため町からの眺めも絶景で、近隣も自然公園だったり巨大湖だったりとレジャー要素満点の観光エリアなのです。

そのため、ハイシーズン時には多くの観光客や家族連れがこの町に足を伸ばします。

日本での知名度は低いですが、ヨーロッパやフランス国内では人気の観光スポットの一つであるムスティエ・サント・マリー。

今回はこの町の見どころやチェックポイントをご紹介します。

町の見どころ

町の第一の見どころはその景観です。町の絶景を拝めるスポットは主に2つ。

町へ行くには山道を車か徒歩で少し登らないといけないのですが、まずは登る前に足を止めて山道の麓から町を眺めて見て下さい。この山道手前が第一の景観スポット。

下から見上げると、全体的な町並みとその背後にそびえ立つ崖を一気に眺めることができます。

木々の緑、淡い色合いの町、そして白くゴツゴツとした岩肌のコントラストは圧巻の絶景です。

二つめのスポットは町から岩壁に向けて登る山道です。

次に紹介するのですが、町の背後の山道を登って行くと、この町を代表する観光スポットであるノートルダム教会に行くことができます。

教会前のスペースやそこへ行くまでの山道から眼下に広がるムスティエ・サント・マリーを眺めることができます。

ここからは、町だけでなく町の麓に広がる畑やオリーブなどの木々の眺めが堪能でき、また天気がよければエメラルドグリーンに輝くサン・クロワ湖の一部も見ることができます。

こちらも壮大な自然と町並みのコントラストが美しい絶景です。この町にきたら、最低でもこの二ヶ所からの眺めを堪能して下さい。

次に紹介するのは町を代表する建築物の観光スポットです。

この町にはノートルダムの名を冠する教会が2つあります。どちらも12世紀にたてられた歴史のある教会です。

まず一つは町の中心部にあるノートルダム教会(Église Notre-Dame de l’Assomption)です。

高さ22メートルの正方形の鐘楼を有する教会で、この鐘楼は12世紀からずっと稼働しているというヨーロッパの中でもレアなものだそう。石造りで重厚感のあるこの協会と鐘楼は必見です。

教会の手前からはもちろん、町裏の山道からの鐘楼の眺めも大変美しいものです。

もう一つの教会は、先述した町裏のにある岩壁へ続く山道の先にあるノートルダム教会(Notre Dame de Beauvoir)です。

町から石畳の山道を20分ほど登ったところにあり、渓谷の隙間にひっそり且つどっしりと建っています。崖の合間に建てられているとは思えないほど立派なつくりで、入口のドアの彫刻や豪華な聖壇、ステンドグラスなどが大変美しい教会です。内装も渓谷の間に建っている外観もどちらも必見です。

最後に紹介するのはこの町の伝説にまつわるオブジェについてです。

この町は二つの大きな岩壁の隙間にあります。二つの岩壁の間をよく見ると、星型のオブジェが吊るされていることに気づくでしょう。

この町の伝説によると、この町出身の騎士ブラスカが十字軍に参加する際、無事に帰ってこられたら星を掲げるという願掛けをマリア様に対して行い、実際に無事に戻ってきたので星を掲げたそう(他にも恋愛話や三人の王に基づいたものなど様々なバージョンがあるそうです)。

驚くのはその岩壁同士の距離と星のサイズです。

150メートル弱離れており、その間に鎖を通して星を掲げているのです。鎖の長さは135メートル。

現在架けられている星は11代目で、1957年に作られたものです。1995年に落下した際に金色に塗られ、また今のところに戻されました。

これまでの星のオブジェのサイズは30センチから1.8メートルになるものまであったそうですが、現在の星のサイズは1.25メートル。鎖と合わせた総重量は150キロ。こんな重いものを人力で運んで掲げているのですから驚きです。

この星は町裏の山道などの高いところへ行かないとはっきり見ることができません。ぜひ教会へ行く際にこの星のオブジェもチェックして見て下さい。

アクセス・お役たち情報

*町へのアクセス

ムスティエ・サント・マリーへのアクセスはなかなか大変です。

一番楽なアクセス方法はレンタカー。マルセイユやカンヌ、ニースなどの南フランスの有名観光都市からは2時間前後のドライブで到着します。

南フランスは初夏から秋にかけてはラベンダー畑やひまわり畑、緑色または金色の麦畑の平原が広がっています。ドライブしつつも美しい自然の景観も楽しめるので、国際免許証があるのであればレンタカーがオススメです。

公共交通機関を使うのであれば、マルセイユ(Marseille)、またはニース(Nice)まで飛行機や列車で移動し、そこからバスになります。LER(Lignes Express Regionales)という中距離路線バスで、ムスティエ・サント・マリーへ行くのは27番。マルセイユからカステラーヌ(Castellene)又はリエ(Riez)という町を結んでいる路線です。

マルセイユから行く場合はこの27番のカステラーヌ行きに乗ってムスティエ・サン・マリーで下車します。しかしこのバスは一日1本(9:00発、7~8月は8:45発)しかありません(2018年の時刻表による)。これに乗れない場合はリズ行きの27番バス(これも一日2本程度)に乗り、リズからタクシーで町まで向かいます(15分程の距離です)。

ニースから向かう場合はまず31番のバスに乗り、カステラーヌで27番に乗り換えます。31番は一日2本、カステラーヌからマルセイユ行きは1日一本(12:35発)なので、乗り逃すと…。バスを使う場合は事前にELRの公式ホームページでバスの運行時刻と運行状況を確認するようにしましょう。

*町歩きについて

ムスティエ・サント・マリーは小さな町。中心部は30分ほど歩けばある程度回ることができます。ただ、岩壁の山道は景色を見たりしながら往復すると1時間弱かかります。2時間~3時間程度あれば十分に町を満喫できます。

この町へ行く場合は歩きやすい靴が必須です。坂道や石畳の道、砂利道が多く、岩壁への山道はプチ登山です。歩きやすくてもサンダルなどは避け、最低でも踵が固定される靴又は運動靴などで行きましょう。

また、この町は高級陶器ファイアンス焼きの一種であるムスティエ焼きでも有名です。町のいたるところに陶器でできたタイルや案内板などが飾られています。それらもぜひ町歩きの際に注意して見て回って欲しいところ。

ムスティエ焼きのお土産が多く売ってありますが、本当にここで作られたムスティエ焼きを取り扱う店はほんの数店しかなく、多くは中国製のものだそう。

本物との絵柄の繊細さや美しさは一目瞭然だそうです。

本物には証明書もついているのが基本だそうなので、もしちゃんとした質の良いムスティエ陶器が欲しい場合は注意して選んで下さいね。

まとめ

南フランスにあるヨーロッパ最大級の渓谷でフランスのグランドキャニオンの異名を持つヴェルドン渓谷。

その近くの岩壁の合間にある町ムスティエ・サント・マリー。自然豊かなこのエリアは、春から秋にかけてフランス国内やヨーロッパから多くの観光客がバカンスに訪れます。

町の見どころの一つは町そのものの景観です。町への入口である坂道を登る手前からは、高い絶壁とその麓にある街並みを眺めることができます。

また、町から岩壁へ向かう山道からは、町並みとその下に広がるオリーブ畑や麦畑、天気が良ければサン・クロワ湖の一部も含めた自然の絶景を見ることができます。

町の建物の中では、2つのノートルダム教会が必見スポット。町の中心部にあるノートルダム教会は、22メートルの鐘楼を持つ12世紀に立てられた教会です。

どっしりと構えるその姿は歴史を感じさせ、圧巻です。もう一つのノートルダム教会は岩壁の間にひっそりと建っており、石畳の山道を登って行かなければなりません。

岩肌の合間に建てられているにもかかわらず、美しい彫刻がなされた入口や豪華な聖壇、ステンドグラスは一見の価値ありです。

また、この町は二つの大きな岩壁の隙間にあるのですが、その二つの大きな岩壁の間には星のオブジェが吊るされています。

この町の伝説に基づく星のオブジェは1.25メートルという大きさで、二つの岩壁を結ぶ鎖は135メートル、全ての総重量は150キロにも及ぶものです。

町中からは小さくしか見えませんが、岩壁への山道からははっきりと見ることができるので、教会へ行く途中でチェックしてみて下さい。

この町へのアクセスの1番のお勧めはレンタカー。マルセイユやニース、カンヌなどの有名都市から2時間ほどで到着します。

公共交通機関を使う場合は、マルセイユまたはニースまで飛行機や列車で移動し、そこからELRという中距離路線バスに乗ります。

マルセイユからはカステラーヌ行きの27番、ニースからは31番に乗りカステラーヌで27番に乗り換えます。どのバスも運行本数は一日1本~3本という少なさ。バス利用の際は事前にELRの公式サイトで時刻表と運行状況をチェックする必要があります。

この町は小さな町なので、30分ほどあれば町の中心エリアを、2時間ほどあればノートルダム教会への山道も含めて全て見て回ることができます。町へ行くまでと街から岩壁の山道までは坂道や石畳、砂利道などばかり。歩きやすい靴が必須アイテムです。

また、この町はムスティエ焼きという高級陶器が有名です。町のいたるところにそれを使った案内板やタイルがあるので、町歩きの際に探して見て下さい。

南フランスの有名都市から日帰りで行ける距離にあるムスティエ・サント・マリー。ぜひ機会があれば、ここまで足を伸ばして見てはいかがでしょうか。