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フランスの世界遺産!ランスのノートル-ダム大聖堂、サン-レミ旧大修道院及びト宮殿とは?

 

今回ご紹介するのは世界遺産、フランスの「ランスのノートル-ダム大聖堂、サン-レミ旧大修道院及びト宮殿」です。

皆さんはランスのノートル-ダム大聖堂、サン-レミ旧大修道院及びト宮殿についてご存じでしょうか。

ランスはフランスの北東部にある人口約20万人の町の名前です。

この町はかつて歴代のフランス国王が戴冠式を行ったことで有名です。

ユネスコの世界遺産に認定されているランスのノートル-ダム大聖堂は、歴代のフランス国王が戴冠式を行った場所で、サン・レミ旧大修道院はフランク王国の国王クローヴィスに洗礼を与えたキリスト教の聖職者聖レミギウスの聖遺物が収められている協会です。

そんなランスのノートル-ダム大聖堂、サン-レミ旧大修道院及びト宮殿の魅力について、歴史を踏まえながらご紹介していきたいと思います。

ランスの歴史

古代ローマ帝国によって征服される前には、ガリア人の内のレミ族がこの地域に定住していました。

その頃、現在のランスの土地にはドゥロコルトルムという名前の町がありました。

ドゥロコルトルムはレミ族の定住圏の中では最も重要な町で、ローマの支配下に入ってからもこの名前で呼ばれていました。

ランスは現在でも3世紀頃建設された凱旋門などのローマ遺跡が残っている古い町ですが、この町はフランスの歴史上非常に重要な町でもあります。

西暦498年にメロヴィング朝フランク王国の国王クローヴィスがランスでカトリックに回収し、戴冠式を行ったことで、その後のフランス王家にとって重要な意味を持つ町となり、以来歴代のフランス国王の戴冠式がこの町で行われてきました。

この時、クローヴィスに洗礼を授けたのが当時のランス司教だった聖レミギウスで、世界遺産のサン・レミ旧大修道院には聖レミギウスの聖遺物が収められています。

ランスで戴冠式を行ったフランス国王は25人にも及び、その中には救国の乙女ジャンヌ・ダルクに連れられてやってきた百年戦争時の国王シャルル7世や、フランス王国最盛期の国王、太陽王ルイ14世、マリー・アントワネットの夫として有名なフランス革命期の国王、ルイ16世などが含まれています。

近代以降にもランスでは歴史上重要な会談が行われたことがあります。

1つは西暦1945年5月7日にナチスドイツのヨードル将軍が連合国への降伏文書に調印した事で、もう1つは西暦1962年にフランス大統領シャルル・ド・ゴールと西ドイツ首相コンラート・アデナウアーの会談が行われたことです。

代表的建造物

ランスのノートル-ダム大聖堂

ランスのノートルダム大聖堂(ランス大聖堂)は西暦1210年に火災で焼け落ちた教会の代わりとして、翌西暦1211年に建設が開始されました。

西暦1230年代には大聖堂建設のための増税に反対するランス市民と大聖堂の間で争いが起こるなど、建設は順風満帆とはいきませんでしたが、西暦1260年頃までには内陣が完成し、13世紀末には西側以外の大部分が完成しました。

百年戦争中の西暦1359年から翌西暦1360年にかけてはイングランド軍によってランスの町が包囲されたため一次建設も中断しましたが、14世紀末にはファサード以外の部分が完成しました。

もっとも建設が遅れたファサードの2つの鐘楼は、南側鐘楼が西暦1445年に完成、北側鐘楼が西暦1475年に完成しました。

その後、フランス革命期に暴徒によって略奪を受けたため、西暦1875年に修復、再建が行われましたが、第一次世界大戦中にドイツ軍の爆撃や砲撃を受け、大聖堂にも壊滅的な被害が出てしまいましたが、戦後、再び再建されました。

ランスのノートルダム大聖堂は上から見るとラテン十時形をしていて、西側正面ファサードを飾る彫刻や装飾が非常に細かく、また数も多い事が特徴的です。

またこの大聖堂のステンドグラスは透明度の高いガラスを使ったものが多いため、聖堂内部に取り入れる光量も多くなり、他の教会建築と比べて建物の内部が非常に明るくなっていることでも有名です。

サン-レミ旧大修道院

11世紀に建設されたサン・レミ旧大修道院は、メロヴィング朝フランク王国の国王クローヴィスに洗礼を授けた聖レミギウスが埋葬された聖堂を前身として、11世紀に建設された修道院です。

西暦1049年にはローマ教皇レオ9世によって聖レミギウスに捧げられました。

この大修道院には聖レミギウスの遺体が聖遺物として安置されています。

この大修道院は身廊と側廊が並んだ柱で分けられているバシリカ式の聖堂を持っているのですが、バシリカ式の教会聖堂は特別に許可された教会にのみ許されていた建築様式でした。

サン・レミ旧大修道院には、数多くのキリスト教に関連する彫刻やタペストリーがあり、数多くの観光客が見学に訪れています。

ト宮殿

15世紀末から16世紀初頭にかけて、ランス大司教の屋敷として建てられたのがト宮殿です。

この宮殿を上から見ると、建物がアルファベットのT字形となっているため、ギリシャ文字のτ(タウ)からそのように名付けられました。

大聖堂に隣接したこの宮殿には、戴冠式の時には国王や多くの王族が宿泊したそうです。

現在では博物館として利用されており、ノートルダム大聖堂の関連物や戴冠式の関連物を展示しています。

お役立ち情報

こちらではランス観光に役立つ情報や豆知識をお伝えします。

ランス名物

ランス名物は、ビスキュイ・ローズ・ド・ランスという名前のお菓子です。

ランスのバラ色ビスケットという名前通り、ピンク色の外見をしているビスケットなのですが、特にイチゴやバラの香り付けはされていません。

見た目とは裏腹に意外と控えめな味ですね。

このお菓子を作っている会社はフォシエ社という会社なのですが、創業は1756年でかつてはフランス王室にもお菓子を収めていただとか。

ビスキュイ・ローズ・ド・ランスをシャンパーニュ名物のシャンパンに浸して食べるのが通の食べ方だそうですよ。

最後に

いかがでしたか。

これをきっかけにランスのノートル-ダム大聖堂、サン-レミ旧大修道院及びト宮殿に興味を持って頂けたなら幸いです。

実はランスという町はフランス国内に2つあります。

今回ご紹介したのはReimsですが、やはりフランス北部にLensという別の町があります。

どちらも日本語訳はランスとなりますので、お間違えの無いようにご注意下さい。

ランスはフランスの首都パリから約150キロメートルの距離にあります。

TVG(フランス高速鉄道)を使えばパリから1時間以内で訪れる事ができますので日帰りで訪れる観光客も多くなっています。

せっかくですからパリのノートルダム大聖堂とランスのノートルダム大聖堂を見比べてみるのも面白いかもしれません。

パリに起こしの際には、是非ランスへのご訪問もご検討下さい!