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バルセロナの眠らない通り!?随一の繁華街ランブラス通りとは?

世界中から観光客が集まるスペインのバルセロナ。

ランブラス通りはバルセロナ一の繁華街として有名で、眠らない通りとも言われています。

日中は多くの観光客や露天商、大道芸人で賑わい、バルやレストランが多く並んでいるので夜も遅くまで賑わっています。

ランブラス通りはバルセロナの旧市街エリアに位置しており、北はバルセロナ観光の基点となるカタルーニャ広場から、南は海岸沿いエリアの手前にあるコロンブスの塔まで続く、全長約1.3キロの通りです。

ランブラス通りと呼ばれますが正式名は“ランブラ”(La Rambla)。ランブラ“ス”と複数形で呼ばれるのは、“ランブラ”を冠する5つの通り(区画)を総称しているからなのです。

ランブラス通りやそこから脇にちょっと入ったところには、多くの観光スポットが点在しています。バルセロナ最大の市場で市民の胃袋と言われるサン・ジュゼップ一番(通称ボケリア市場)などがその代表格です。

今回はこのランブラス通りを、カタルーニャ広場から南下する散策ルートを想定して、通り沿いの見どころを紹介していきます。

カナレタスの泉(Font de Canaletes

出発地カタルーニャ広場から150mほど進むと、カナレタスの泉があります(横断歩道を渡って通りに入るとすぐ見つかります)。

泉とは言っても本当に泉ではなく、蛇口と街灯がついた水飲み場のような設置物です。

素通りする人も多いため、ただ通りにあるオブジェ程度にしか見えないかもしれません。

しかし、実はこの泉、ここの水を飲めばまた再びバルセロナに戻ってくることができるという言い伝えがある場所なのです。バルセロナ版のトレビの泉のようなものでしょうか。

大きなオブジェではないですが、金色の蛇口や蛇口の上には紋章も描かれており、水飲み場としては立派な作り。

暖かい時期になると、観光客や地元の人もここの水をペットボトルに移して水分補給しています。バルセロナに再び訪れたい人は願かけでぜひ飲んでみてはいかがでしょうか。

冬場など寒くなると、足を止めてこの泉を見る観光客は激減してしまい気づかないこともあるので、見逃さないよう気にかけながら歩いて下さい。

リセウ大劇場(Gran Teatre del Liceu

カナレタスの泉からさらに歩き、サン・ジュゼップ市場を通り過ぎて200mほど歩くと、通り沿いにリセウ大劇場があります。

1847年に完成し、当初はプライベートの劇場として使われていました。現在ではヨーロッパの三大オペラ劇場の一つとされており、オペラやバレエを鑑賞することができます。

この劇場は完成以来2度の火災に見舞われ、現在の建物は1994年の火災の後、1995年に再建された3代目の建物です。

宮殿の豪華な内装を有しており、2階にある鏡の間は運良く2度の火災を逃れた部屋で、色あざやかな天井画が残されています。シアター内はワインレッドとゴールドで統一されたとても豪華な作りになっていて、一見の価値ありです。

リセウ大劇場内へ入るには、演目を鑑賞するか劇場主催のガイドツアーに参加する必要があります。演目を見る場合は公式ホームページで演目のスケジュールチェック、およびチケット購入ができます。

ガイドツアーは何種類かあり、劇場内の主なスポットを見て回る観光客向けの30分程度のツアー(大人一名6ユーロ)は毎日13:30から開催されています。

他にも、バックステージや控室などまで見て回れるプレステージ・ツアーなど(45~60分)もあります。

これらのツアーは曜日や劇場のスケジュールによってよく変動するので、内部見学をしたい場合は事前にホームページで確認しておきましょう。

チケットはオンラインで事前購入もできますが、ハイシーズンの週末などでない限りは当日現地でも購入できます。

また、リセウ劇場の最寄駅であるリセウ駅から地上に上がったところの通りの地面を見ると、20世紀の巨匠の一人であるジョアン・ミロ作の巨大なモザイク画があります。アートに興味がある人は見逃さないようにして下さい。

レイアール広場(Plaça Reial

 リセウ劇場から数十メートル歩いた通りの反対側から少し入ったところに、レイアール広場があります。

ここは歴史を感じさせる回廊型の古い建物(元修道院)に囲まれた広場で、ヤシの木が植えてあるため南国風の雰囲気が感じられます。

建物内にはたくさんのレストランやカフェ、広場にはテラス席が設置されており、いつの多くの人で賑わっています。

レイアール広場とリセウ劇場の近辺は、ランブラス通りでもナイトスポットが集まっているエリアです。

レイアール広場内には、フラメンコやジャズなどの音楽コンサートを開催する大型レストランがあり、その他の演目が観られるシアターなどもこの近辺に集中しています。

近くには大きめのナイトクラブなどもあります。休憩はもちろん、夜のお出かけスポットとしてもオススメな広場です。

そしてもう一つチェックすべき見どころはこの広場にあるガス灯です。

このガス灯は、1878年にガウディ手がけた彼の初期の作品の一つなのです。

武具をモチーフとして作られたとされるこのガス灯のてっぺんには、ギリシャ神話のヘルメスの兜がデザインされています。

初期の作品でシンプルなガス燈ですが、彼らしい個性的なデザインは健在ですのでぜひチェックしてみてください。

コロンブスの塔(Mirador de Clon

最後にご紹介するのはランブラス通りの終着点でもあるコロンブスの塔です。

コロンブスはアメリカ大陸を発見した後、資金出資者であるイザベル女王らに新大陸発見の報告を兼ねて謁見するためにバルセロナを訪れています。

1888年に完成したこの塔の高さは約60m。臨海エリアなどからでも見えるほど大きなこのとうはバルセロナのランドマークの一つ。

塔の台座部分の彫刻は細かく大変見事で、塔の周りにあるライオンの像はフォトスポットになっています。いつも多くの観光客が像にのっかりながら写真をとっています。

このコロンブスの塔、海側のライオン像のところから中に入ることができます。塔内部にはエレベーターが設置されており、展望台まで登ることができます。

細い塔なのでエレベーターも展望台もかなり狭いですが、塔からはバルセロナのまちが一望できます。

海岸沿いなのでヤシの木の並木道やランブラス通りを上から見られるので、他の高所のスポットからバルセロナを一望するのとはまた違った景観を見ることができます。

展望台は8:30~19:30(入場は19:00まで)までで、入場料は大人1名6ユーロです(バルセロナの公式観光ホームページで事前に買えば多少安く買えるようです)。

塔に登る観光客はそれほど多くなく、大行列ができるわけではないので、天気が良ければぜひ登ってみて下さい。

町歩きのアドバイス

ランブラス通りには紹介したスポット以外にもたくさんの見所があります。

スケジュールや時間に余裕があるのであれば、往復で通りの片側ずつをじっくり堪能して欲しいところです。

通りの終点のコロンブスの塔付近にはたくさんのカフェやレストランがあるので、休憩を挟むといいでしょう。

このランブラス通り、バルセロナ一の繁華街とあってスリ被害などが多発するスポットです。

2017年にこの通りで起こったテロの影響もあり、通りは常に警官や軍人が巡回していますが、それでも被害は後を立ちません。実際に筆者が滞在中も、スリやひったくりにあったらしい外国人観光客を2度目撃しました。

人混みの中を歩く際はポケットにはものを入れず、バッグの口を開けっぱなしなどにしないよう注意しましょう。

人出の少ない朝方や暗くなってからはひったくりの被害もあるようです(ランブラス通りのある旧市街は入り組んだ裏路地が多いので、犯人からすれば逃げ隠れしやすい絶好スポットなのです)。

スマートフォンやバッグを手で持っているだけだとひったくりのカモになるので、貴重品はこまめにバッグの中にしまう、バッグは斜めがけのものを利用するなど心がけましょう。

バルセロナは、カタルーニャ地方独立の問題で2017年後半からデモやデモ参加者と軍との衝突などが報じられましたたが、2018年の4月に筆者が訪れた時点ではかなり治安は安定していて問題なく観光できました。たまに街中で少人数でデモやプラカードを掲げている人たちがいますが、近づかなければ特に問題はないでしょう。

最後に

バルセロナ随一の繁華街、ランブラス通り。今回はその通りの見どころの一部をご紹介しました。

カタルーニャ広場からランブラス通りに入ってすぐにあるカナレタスの泉は、その水を飲むと再びバルセロナを訪れることができるという言い伝えがあるスポットです。

泉といっても街灯がついた多少豪華な水飲み場のような感じですので見逃しがちですが、バルセロナ再訪を望んでいる方は必見スポットです。

リセウ大劇場はヨーロッパ三大オペラ劇場の一つで、二度の火災を乗り越えた歴史ある劇場です。オペラやバレエを鑑賞できます。

内装は宮殿のような華やか、ゴールドとワインレッドで仕上げられたシアターは豪華そのもの。内部を見るには演目を鑑賞するか、劇場主催のツアーに参加する必要があります。

また、最寄駅の地下鉄リセウ駅から地上に上がったところには、ミロ作の地上モザイク画もあるので、ぜひ足を止めて見てみて下さい。

レイアール広場は南国風の雰囲気が漂い、レストランやカフェなども多く入っているので休憩にはうってつけのスポットです。

隣接する大型レストランなどでは、夜はフラメンコや音楽コンサートを楽しむことができます。また、広場内ではガウディの初期の作品であるガス灯も見ることができます。

コロンブスの塔はランブラス通りの終着点。1888年に建てられたこの塔の高さは約60mで、エレベーターで塔に登ることができます。

かなり狭い展望台ですが、ランブラス通りや臨海地区、ヤシの並木道の眺めなどを堪能することができます。塔の台座部分にあるライオンの像も人気のフォトスポットになっています。

バルセロナ観光をする際は誰でも必ず訪れるであろうランブラス通り。全長約1.3キロの通りに見どころが詰まっています。ぜひ時間をとって、ぶらぶら散策して見てはいかがでしょうか。