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ドブロブニクの青い海と黒い山に囲まれた古都!コトルとはどんなところ!?

コトルという街をご存知の方は少ないのではないでしょうか。しかし、ドブロブニクという街はほとんどの方がご存知でしょう。

コトルという街はそのドブロブニクに観光で訪れる旅行者がオプションで行かれる方が多い街です。ドブロブニクからは、バスで片道2時間掛かり、また国境をまたぐことから出入国審査があり、日によっては手続きに1時間近く掛かることもあり、せっかくドブロブニクに来ているのにコトルへは行かずにドブロブニクで1日過ごす方が多いと聞きます。

実際、往復約5時間の道中にも関わらず滞在時間は長くて2時間、短いツアーですと1時間程度の場合もあります。

しかし、それでもコトルに行く価値はあると断言できます。もし、クロアチアの旅行を計画していて、ドブロブニクで過ごすかコトルに行くか迷っている方は是非行かれてみて下さい。

コトルの魅力とは

コトルの最大の魅力は、歴史的な建造物がほぼ手つかずで残っていることです。アドリア海沿いの港町は例外なく戦災に見舞われてきましたが、この町は複雑に入り組んだ広大な入り江の最奥部に位置しており、アドリア海を航行する船舶にあまり気づかれなかったからです。

街を取り囲む城壁も本来の役割をあまり果たすことがなかったことから、ほぼ原型を留めています。

コトルの基本情報

コトルはクロアチアの隣国のモンテネグロという国に位置してます。

つい最近まで、セルビアと共に「ユーゴスラヴィア」を名乗っていた国です。小さい国で人口は約60万人です。

モンテネグロは現地語で黒い山という意味で文字通り天候が曇りですと、見える山がすべて黒い山に見えます。
通貨はユーロです。しかしEUには加盟していません。

コトルの観光客の大半はドブロブニクからのツアー客ということで観光地ではほとんどの場所でクロアチア通貨のクーナが使えます。ご自宅にユーロの通貨がありましたら是非、ご持参下さい。

物価は今や世界的な観光地となったドブロブニクよりもずっと安いです。特にレストランはドブロブニクの半分程度の手ごろな値段で同じアドリア海でとれる新鮮なシーフードなどの食事がとれます。

コトルの観光について

旧市街の入口にあたる城壁の手前にツーリストインフォメーションがあり、そこではコトルの旧市街のカラーマップが無料で配られています。

しかも、日本語版がありますので、観光を始める前に必ずこのマップを手に入れて下さい。大変見やすいので、予備知識が何もなくてもこのマップさえ手にいれればコトルの街を満喫できます。

旧市街の中心部はオルジャ広場です。この広場の周辺にコトルの貴重な歴史的建造物があります。あのナポレオンが滞在したオールドタウンホールもこの広場に面しています。

入口を入るとすぐ目の前に街のシンボルの時計塔があり、はぐれた場合の待ち合わせ場所にするといいでしょう。

お手洗いはその時計塔の真裏にあり、有料で一回0.5ユーロです。クロアチアクーナも使えます。

お土産屋さん、カフェ、レストラン、郵便局もこのオルジャ広場にあります。店舗はドブロブニクと同じように城壁の一部を店舗にしているところが多いです。

石灰岩の城壁なので、夏場は城壁のそばの日陰は大変涼しいです。観光のあとに、城壁のそばのカフェやレストランで飲むビールは格別です。モンテネグロの地ビールはニクシッチコという銘柄で炭酸が少なくさっぱりしているので汗をかいたあとには一層おいしく感じられるでしょう。

値段は2ユーロ程度で大変安いです。またアイスクリーム屋さんもたくさんあります。

コトルは「宗教の分岐点」ということで、「カトリックの教会」と「正教の教会」があります。カトリックの教会が「聖トリフォン教会」でパリのノートルダム大聖堂のような二本の尖塔を持つ立派な教会です。

2.5ユーロで中の見学ができます。また、尖塔の上に上ることもでき、上からは教会広場を眺めることが出来ます。
正教の教会が「二コラ教会」です。聖トリフォン教会に負けじ劣らずの立派な教会です。

教会内には東方正教会独特のイコンが多数あります。二つの教会の真ん中にあるのが、「ルカ教会」で最初はカトリックの教会として作られましたが、その後に正教に寄贈されたという正にこの町が「宗教の分岐点」といわれる象徴的な教会がこのルカ教会です。

1番のおすすめスポット

観光で一番のお勧めは「城壁」です。城壁といってもコトルの城壁は街の背後の山の上まで延びているので、ちょっとした山登りです。

入場料こそ3ユーロとドブロブニクの城壁よりかなり安いですが、「お金を払って山登りもなぁ」という声が聞こえてきそうですが、この城壁のてっぺんに登った時に最も「コトルにやってきた」ことを実感するのです。

そうです、てっぺんからの眺めが絶景でコトルの街並みがほぼすべて眺めることが出来るのです。オレンジ色の屋根の街並み、黒い山、青い海、まさにコトルらしい景観を堪能できます。下山後のモンテネグロビールは一段と格別でしょう。

こじんまりとした街ですが、裏通りや路地がたくさんあり、街歩きが好きな方には飽きない街でしょう。

お土産はオルジャ広場に沢山あります。絵葉書やキーホルダーはもちろんハンドメイドの手芸品や焼き物などがあり、値段も手ごろです。
切手は日本まで0.5ユーロです。郵便局が広場にあるので、絵葉書を書いてすぐ出すことも出来ます。

旧市街から歩いて5分のところにKamelijaという大きなショッピングセンターがあり、中にはスーパーマーケットがあります。

但し、スーパーではユーロしか使えません。ユーロがない場合は、クレジットカードの利用となります。モンテネグロのお土産のようなものは売ってませんが、ドブロブニクに帰るバスの道中のお菓子や飲み物を購入出来ますし、お手洗いもきれいなので行ってみる価値はあります。

コトルの滞在時間で食事を取れるようでしたらおすすめなのが、バスティオンというお店です。魚の盛り合わせ(エビ、カニ、イカ、白身魚に野菜とポテト)は15ユーロという安さです。

特にイカが美味で、大変柔らかいです。メニューも写真付きのメニューがあるので問題ありません。時間に余裕が無ければ、お酒のおつまみとしてモンテネグロビールと共にオーダーするといいでしょう。また、エビと魚介類のパスタも10ユーロですが値段以上の絶品ものです。

治安ですが、少し前までは安全な街でしたが最近は観光客が急増したのと同時に治安も悪化しました。要注意はツアーバスを降りてから城壁の入口までの道中です。小さい子供の窃盗団がおり、観光客の持ち物を狙っています。

最後に

社会主義の時代が長く、しかもついこの間までセルビアと共にユーゴスラビアを名乗っていた国のはずなのですが、そういう時代が本当にあったのかと思えるほど中世の面影を色濃く残した街です。

ドブロブニクからの長い道のりを経て、コトルの街並みが見えた時、きっと皆様も古の旅人たちが驚嘆したのと同様によくこんなところに街を作ったものだと驚嘆することでしょう。