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ドイツの絶対外せない絶景スポット!バスタイ橋とノイラーテン城をがっつりご紹介!

 

世界にはさまざまな絶景スポットがあります。近年はウユニ塩湖などの自然が織りなす絶景の知名度が上がっていますが、まだ日本ではあまり知られていない絶景スポットも数多くあります。

そのうちの一つがドイツにあるバスタイ橋とノイラーテン城です。

ドイツ東部の都市ドレスデンからさらに東、チェコとの国境近くにあるザクセン・スイス国立公園(Nationalpark Sächsische Schweiz)にあるバスタイ橋とノイラーテン城は、高さ100メートルほどある奇石群の岩壁に囲まれています。

このエリアは1億年以上も前から横を流れるエルベ川の侵食によって出来た渓谷や奇石群が特徴で、高くそびえ立つ奇石群とその合間を埋める森の木々、眼下を流れるエルベ川両岸の長閑な風景はまさに自然が織りなす絶景です。

ここには自然の景観だけでなく、岩肌の合間を縫って掛けられた石造りの大きな橋と山城として使われていた城跡などの人工物も同時に存在しており、自然と人工物が織りなす景観とそこから見える崖下の景観のどちらをも堪能できる絶景スポットなのです。

ザクセン・スイス国立公園ではハイキングやサイクリングなどの野外アクティビティが盛んです。遊歩道などの設備もしっかりしており、ハイキング感覚で散策を楽しむことが出来ます。

ドレスデンからも公共交通機関を使って1時間程度なので、日帰り観光にもうってつけです。

今回はこのザクセン・スイス国立公園内にある最大の見どころバスタイ橋とノイラーテン城をご紹介します。

バスタイ橋(Basteibrücke

1768年に執筆された旅行記にも記述が残っているほどユニークだったバスタイからの眺め。

1792年にはその景観を求めて観光客がこの地を訪れるようになり、19世紀初め頃から散策ルートや階段などの設備が開始され、1826年にはこのエリアの最初の宿が創業し景勝地として名を広げてきました。

バスタイ橋は奇石をつなぐ橋としてもうけられ、当初はは木造の橋がかかっていたのですが、現在は砂岩で造られた石橋が架けられています。

現在の橋は1850-51年にかけて作られたもので、長さは約75メートル、地上からの高さは約200メートルという位置にあります。

バスタイ橋からは、周囲の奇石群やエルベ川河岸の景観が堪能できます。自然の魅力が詰まった絶景で、季節によって堪能できる景色が変わります。

春にはエルベ川河岸の菜の花畑が、初夏から夏は新緑が、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめます。特に春から夏にかけては天気が良い日が多いので、青空と遠方まで見える自然豊かな美しい景観を見ることが出来ます。

橋から見渡せる絶景はもちろん、橋そのものやその周辺の景観も必見です。橋の真横ににょきっと伸びる筋状の模様が入った奇石や橋を挟む迫力ある巨石などを間近で見ることが出来ます。

バスタイ橋の周りは遊歩道や脇道があり、シャッタースポットや小さな展望スペースが点在しています。ここに来たからには、これらの展望スペースからバスタイ橋を眺めるのもマスト。

バスタイ橋は7つのアーチ部分があり、その深さは40メートルにも及ぶ大きな橋です。離れた場所から見るバスタイ橋と奇石のコントラストは圧巻で、こちらも絶景と呼ぶにふさわしい景観です。

バスタイ橋まで来たらぜひ労力を惜しまず周りの遊歩道を歩き回って、お気に入りの景観スポットを探して見てください。

ノイラーテン城(Felsenburg Neurathen

ノイラーテン城はバスタイ橋のすぐ近くにある山城跡です。

この山城はいつ頃建てられたのかなどの正確な記述は残っていませんが、12~13世紀の間に建てられたと言われています。この城がこの名称で正式な記録として記述されているのは18世紀の文書ですが、この頃にはすでに城の原型はなく跡のみが残っていたようです。

現在、ノイラーテン城跡は有料(大人一名2ユーロ)の野外展示施設として解放されています。エリア内では城の遺構や石畳跡、ノイラーテン城の復元予想図や中世の頃使われていた投石用の石や食器、投石機のレプリカなどが展示されています。

一番のお楽しみはノイラーテン城跡内に巡らされている鉄格子の遊歩道。この遊歩道の付け根をよく見てみると、中世の頃実際に使われていた木造通路用に開けられた穴を利用して鉄柵を組んでいることがわかります。

そしてこれらの遊歩道は奇石同士を繋いでいるので、場所によっては下を見ると地面からかなりの高さがあるところもあり、スリル満点の空中散歩を楽しむこともできます。

もちろん、このノイラーテン城からも周りの絶景やバスタイ橋の全景を楽しむことが出来ます。

また、遊歩道から見える少し離れたところにある奇石の上にポツンとキリスト像が立っているという、不思議なシャッタースポットも存在しますので、ぜひ探して見てください。

アクセス

バスタイ橋とノイラーテン城があるザクセン・スイス国立公園から一番近い大都市はドレスデンです。公共交通機関を利用する場合は、二通りの行き方があります。

一つは、電車と渡し船、ハイキングでバスタイ橋付近まで行く方法です。

ドレスデン市内からはSバーン(鉄道)のS1線に乗り、クロート・ラーテン(Kurort Rathen)駅で下車(ドレスデン市内からは乗り換えなし又は途中のピルナ駅(Pirna)で一度乗り換え)。

クロート・ラーテン駅からエルベ川に向かって歩き、徒歩3分ほどのところにある船着場から対岸に渡る船に乗ります。

川を渡るとラーテンの村があり、その村のメインストリートの脇に山道の入口があるのでそこから登っていきます。村の中や山道途中に案内板があるので、それを目印にするといいでしょう。

山道入口からバスタイ橋付近までは30~40分前後。登って行く遊歩道中にも美しい景色が見られるスポットが点在しているので、往復どちらかはこちらのルートを辿ることをお勧めします。

もう一つの行き方は電車とバスを使うルートです。ドレスデンからSバーンのS1又はS2線でピルナ(Pirna)駅で下車、駅前のバスロータリー(Pirna ZOB/Bahnhof)から237番のバスに乗り、バスタイ(Bastei)で下車します。バス停からバスタイ橋までは徒歩10分ちょっとです。

ただ、バスタイを経由するバスの本数はかなり少ないです。ピルナ駅から向かう場合、平日だと午前中に2本、週末だと5本ほどしかありません(なぜか逆ルートだと平日は7本ほどあります)。往路をバスを使うルートで行く場合は、事前にバスの時間をしっかり調べておきましょう。

前述したどちらのルートを使っても、ドレスデン市内からであれば料金は大人一名6.2ユーロです。ドレスデンの交通網は渡し船も含め全て同じVOOという会社によって運行されており、料金はゾーン制となっています。

バスタイエリアまではドレスデン市内から3ゾーンになるため、最初のSバーンに乗る際に3ゾーン分のチケットを買い、2時間以内であればそれ一枚で渡し船やバスにも乗り換えできます(最初の駅で必ずチケットに打刻しましょう)。

違う景観を楽しむため、行きと帰りのルートを変更することをオススメです。また、いくら遊歩道が整備されているとはいえ山道なのでゴツゴツしていたり、雨の日の後は水たまりがあったり滑りやすかったりします。履き慣れた運動靴などを持参しましょう。

初夏から夏にかけては一気に観光客が増えるので、人が多すぎてゆっくり景観を楽しめないことも。色々な角度からの展望を楽しみたい場合は、人が少ない午前中に行くことをお勧めします。

まとめ

ドイツのドレスデン近郊にあるザクセン・スイス国立公園。その中にあるバスタイ橋とノイラーテン城は自然の美しく壮大な景観が堪能できる穴場絶景スポットです。

バスタイ橋は奇石間を繋ぐために建造され、今ある石橋は1851年に完成したものです。地上約200メートルの高さにあるため、そこからは眼下を流れるエルベ川やその河岸、周囲の奇石群を見渡すことができます。周辺の遊歩道からはバスタイ橋の全景を眺めることもできます。

ノイラーテン城は中世の頃に建てられたとされる山城で、現在はその城跡が野外展示施設として残されています。当時の木造通路用の穴を利用して鉄格子の遊歩道が張り巡らされており、奇石間を繋いでいます。

場所によっては地面との距離がかなりあるところもあり、空中散歩のような雰囲気を楽しむことができるスリル満点のスポットです。中世の頃に使われた投石器のレプリカや実際の投石用の石、食器なども展示してあります。

スイス・ザクセン公園へはドレスデン市内から公共交通機関を使って行くことができます。Sバーン-渡し船-ハイキングのルートと、Sバーン-バスでの2通りの行き方があります。

どちらのルートでもドレスデン市内から片道6.2ユーロで行けますが、バスを使う場合本数がかなり少ないので事前にVOOのホームページで時間を調べておきましょう。

奇石間を貫く巨大なバスタイ橋やノイラーテン城跡から眺める壮大な自然の景観、周りの遊歩道からそれらをまとめて見た景観はまさに絶景という言葉がふさわしい隠れ観光スポットです。

ドレスデンからも日帰り観光でいけるバスタイ橋とノイラーテン城。ドレスデン近郊を訪れる際は、ぜひ時間を作って足を伸ばしてみてください。