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ガンジス河の一大聖地の死と生とが近い街バラナシinインド

インドはとにかく広い。面積は日本の倍以上で世界第2位を誇る人口は12億人弱です。半端ではないですね。笑

それゆえにインドとえばここだ!という景色は、一つには絞れません。無数の神様がいる国だけに、聖地の数だって無数にあります。しかし僕は、ベタではあるけれどインドの聖地としてバラナシを1番に押したいと思います。

初上陸の衝撃

初めてバラナシの駅に降り立ったときには、とにかくびっくりしました。見渡す限り人だらけなんです。歩いている人だけでなく、そこらへんに敷物を敷いて寝ている人やリキシャーに乗って行き交っている人など、とにかく人で溢れているのです。

バラナシ自体の人口は1000万人と言われてますが、常にインド全土から人が集まるため、とにかく人も、ゴミも、そして犬や牛など動物まで多いです。混沌とした世界が目の前に広がり、バックパッカーは1度は訪れるべき場所だと言われるゆえんを早速感じ始めていました。

バラナシの知識

聖なる河ガンジス河のほとりにある街バラナシは、ヒンドゥー教徒にとっての一大聖地。ガンジス河で沐浴すれば罪が清められると信じられていて、ヒンドゥー教徒はこぞってこの地で沐浴します。バラナシに限ったことではないけれど、ガンジス河沿いには「ガート」とよばれる階段があり、そこが沐浴場かつ洗濯場でもあります。

バラナシには84のガートがあり、その中でも一番有名なのが、「ダシャシュワメート・ガート」です。現地の人も観光客もこぞってここへ集まります。

沐浴は日の出が一番良しとされるため、早朝のガートの混み方はビビります。笑

正直河の水は不安を覚えるような茶色さで、日本だと入るのはやめておこうと思ってしまうような雰囲気を持っています。しかし、現地のヒンドゥー教徒の人々からしてみると、まさに聖なる水。みんな体を丁寧に清め、口をゆすぎます。日本では考えられない行動のようにも思えるけれど、結局は何を信じるか、何を指針にするかで世界の見え方は変わってくるのだなと感じます。

バラナシには、このようなガートだけでなく火葬場である2つのガートがあることが聖地と言われるゆえんなのです。

その2つの火葬場の名は『マニカルニカー・ガート』、『ハリシュチャンドラ・ガート』。

ヒンドゥー教徒はここバラナシのガンジス河のほとりで死に、そしてこの地で火葬されると、再びこの世に生まれて苦しむことはないと考える。バラナシには死期が迫った人が訪れ、「死を待つ人の家」もあります。彼らは死期が訪れるとガンガーのほとりの火葬場で最後を迎えるのです。つまりこのバラナシは、ヒンドゥー教徒にとって最高の死に場所といえるのです。

注意点

◎ぼったくり

バラナシは聖地とはいえ、ぼったくりの聖地でもあります。買い物や移動時のぼったくりは本当に凄まじいです。駅から目的地までまっすぐなにもなく到達できたら奇跡と言っても過言ではないだろう。笑

とにかく道を歩けば、四方八方から何かしら売りつけようとしてきます。乗り物の値段交渉もしっかりしておかないと痛い目にあいます。ジェスチャーで20と伝えて了承を得ても、実は20ルピーではなく20ドルだ!と訳わからんくらいぼったくります。

こんな言い方をしたくはないけれど、いくら生活のためとはいえ日本人からしてみると、がめつさと面倒くささはなかなかストレスに感じるかもしれません。笑

◎衛生面

衛生面は世界的に見てもなかなかひどいです。何よりも腹痛に苛まれます。もししばらくいて腹痛にならない人は、強靭な内臓であること間違いないだろう。

正露丸とストッパは日本が誇る最高の薬だと何度も感謝したことを思い出します。笑

◎服装

女性は肌の露出を避けましょう。地元の女性の加減を見て同じくらいにまとめるのがベターですね。過度な露出により痴漢被害にあったという事例もでています。

◎写真撮影

インド人は基本的に写真を撮られることに難色を示すことはないのだが、中にはそれさえもお金を要求してくることはあります。火葬場の撮影は禁止です。

最後に

バラナシの中心部から25キロメートルほど離れたところに、「ワーラーナシー空港」があり、インド各地からの国内線が多く発着しているため、デリーなどインド国内からのアクセスにはこちらが便利でしょう。

◎成田→ドンムアン(タイ)→コルカタ(カルカッタ)→ワーラーナシー

◎成田→ニューデリー→ワーラーナシー

◎羽田→クアラルンプール→コルカタ→ワーラーナシー

◎羽田→クアラルンプール→ムンバイ→ワーラーナシー

などの空路の移動が便利ですが、ニューデリーから列車で約13時間かけてバラナシを目指す方法もあります。

旅をするならインドは絶対行くべきとよく目にすると思います。人によって好みが大きく分かれる国とも言われます。僕の感想としては、文化の違いや環境の違いに戸惑いこそあれど、人は優しい人が多くフレンドリーだし、ガンジス河に浮かぶ夕日を沐浴しながら見ていると、全ての邪気を払ってくれるような気さえしました。

到着して間もない時は、「あーーー!なんて街だ!!」って2度と来るか!とか思ってしまった自分が恥ずかしいくらい、帰る頃にはまた来てみたいな〜って思っていました。笑

不思議な魅力がつまるバラナシ。人生のスパイスになる体験が待っているかもしれません。