翻訳(Language Change)

イギリスの世界遺産!バミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群とは?

 

今回ご紹介するのは世界遺産、「バミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群」です。

皆さんはバミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群についてご存じでしょうか。

バミューダ島は西大西洋にあるイギリスの海外領土で、古都セント・ジョージと関連要塞群は、北米地域のイギリス植民地の中で一番古いとされている町です。

バミューダ・トライアングルという名前を聞いたことはないでしょうか。

多くの船が失踪したことで有名なバミューダ・トライアングルは、このバミューダ諸島付近の海域の事です。

また、最近ではタックス・ヘイヴン(租税回避地)として一時期騒がれていたこともありました。

そんなバミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群の魅力について、歴史を踏まえながらご紹介していきたいと思います。

バミューダ島の歴史

バミューダ諸島が発見されたのは、西暦1500年頃の事でした。

発見したのはスペイン人の船乗りでファン・デ・ベルムデス(英語名ジョン・バミューダ)という人です。

彼の名前に因んで、バミューダ諸島と呼ばれています。

発見した正確な日付は明らかになってはいませんが、西暦1503年または西暦1505年という説が有力となっています。

ファン・デ・ベルムデスはコロンブスのアメリカ大陸への航海にも参加していたのでは無いかと言われている人で、バミューダ諸島を発見した時は、アメリカ大陸からヨーロッパに戻る途中の事でした。

このとき、ベルムデスは無人島であるバミューダ諸島をスペイン領として宣言することもせず、そのままスペインに帰国しました。

一説によれば、浅瀬や岩礁が多く島に接岸しにくいことと、バミューダ諸島に数多く棲息していたフルマカモメ等の鳥の鳴き声が悪魔の声のように聞こえる事を嫌ったとも言われています。

西暦1511年にイタリアの学舎、ピエトロ・マルティーレ・ダンキエーラによって出版された書物レガティオ・バビロニカの中でバミューダ諸島について記載されています。

この頃からスペインの大西洋海図にもバミューダ諸島が記載されるようになりました。

大西洋の孤島とも言えるバミューダ諸島はもともと無人島で、ヨーロッパから移住する動きもなかったため、長い間無人島のままでした。

発見から100年以上無人島のままだったバミューダ諸島ですが、西暦1609年にイギリス本国から北アメリカにあったイギリスの海外植民地、ヴァージニア・コロニーへ向かう入植民を乗せた船団が西大西洋でハリケーンに遭遇し、船団の中の1隻、シー・ベンチャー号が船団からはぐれてしまいバミューダ諸島に難破しました。

130人の乗員乗客は数ヶ月間をこの島で過ごし、救援を待ちましたが、一向に救援船は現れなかったため、島の木を切り、2隻の船を作りました。

島に流れ着いた翌年の西暦1610年、デリバランス号とペイシェンス号という名前の2隻の船に分乗して彼らはヴァージニア植民地に向けて出航しました。

シー・ベンチャー号の乗客乗員は無事ヴァージニア植民地にたどり着きましたが、この事件をきっかけにイギリスはバミューダ諸島への入植を決定し、西暦1612年には難破船シー・ベンチャー号の船長だったジョージ・ソマーズを中心とする最初の入植団がバミューダ諸島に移住しました。

その後も入植は続き、西暦1684年には大英帝国によって総督が任命され、正式にイギリス領土となりました。

バミューダ諸島の最初の総督はロバート・ロビンソンという人です。

バミューダ諸島には目立った産業はありませんでしたが、ヨーロッパとアメリカとの中継地点として多くの船舶が立ち寄りました。

また19世紀にはリゾート地としても知られるようになり、イギリスやアメリカなどからの観光客が訪れるようになりました。

それ以来、バミューダ諸島の基幹産業は観光業となっています。

西暦1995年にはイギリスから独立の是非を問う住民投票が行われましたが、反対多数で否決され、現在もイギリスの海外領土となっています。

21世紀に入ってからはタックスヘイヴン(租税回避地)としてよく知られるようになり、大企業や政治家などの有名人が課税を回避するためにバミューダ諸島にペーパーカンパニーを設立し、本国での課税を逃れているとして一躍有名になりました。

現在のバミューダ諸島は基幹産業である観光業の他、金融業も発展しており、住民一人当りのGDPは7万ドルに近い数字となっています。

セント・ジョージについて

セント・ジョージ島はバミューダ諸島の中で一番早く入植した島で、諸島の北東部に位置しています。

西暦1815年までバミューダ諸島の首府だったこの町は、世界遺産とはいっても目立つ建物は多くありません。

セント・ジョージ港内のオードナンス島には水責め椅子のレプリカと、デリバランス号の模型、そしてジョージ・ソマーズの銅像があります。

この世界遺産は、名称だけ見ると何か特別な建造物があるかのような印象を受けますが、特別な建物は無く、町域全体が世界遺産となっているのです。

町の内外にある要塞群は、17世紀から20世紀にかけて建設されたものです。

この要塞群は非常に保存状態がよく、当時の軍事建築技術がよく分かることで知られています。

当時の壁や、野砲もそのまま残されていて、当時の面影を現在に伝えています。

お役立ち情報

こちらではバミューダ諸島観光に役立つ情報や豆知識をお伝えします。

バミューダ諸島の観光

日本からバミューダ諸島への直行便は就航していませんので、北アメリカ経由またはヨーロッパ経由で飛行機を乗り継いで訪れる事になります。

片道20時間近い長い空の旅となりますが、バミューダ諸島のピンク色の海は美しく、生活水準が高く、観光客が多い事からか治安もよく過ごしやすいリゾート地として有名です。

透明度の高い青い海と、ピンク色のビーチが有名です。

バミューダ諸島自体、珊瑚礁が堆積して出来上がった島なのですが、ピンク色の珊瑚の割合が高いため、ビーチがピンク色に見えるのだそうです。

最後に

いかがでしたか。

これをきっかけにバミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群に興味を持って頂けたなら幸いです。

バミューダ諸島の名前は聞いたことがあっても、日本からはほとんど裏側にあるため訪れた事のある方は少ないと思います。

欧米では古くからリゾート地として有名で、近年までは観光が唯一の産業と言ってもよいくらいの環境だっただめか、バミューダ諸島の治安は非常に良いです。

さすがに日本語は通じませんが、イギリス領ですのでどこに行っても英語は通じます。

日本からバミューダ諸島を訪れた方に話を聞くと、ほとんどの方が是非また行きたいと言っています。

日本から距離があるため大型連休でないと訪れるのは難しいと思いますが、カリブ海でのリゾートを計画しているのでしたら、是非バミューダ諸島も候補地にお加え下さい!