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アドリア海の真珠?世界の宝!?クロアチアの世界遺産ドゥブロブニク旧市街に行ってみよう!

今回ご紹介する世界遺産はクロアチア共和国のドゥブロブニク旧市街です。
「アドリア海の真珠」と呼ばれる程の美しいこの町には、毎年多くの観光客が訪れています。

日本からは直通便が無いので乗り継ぎになってしまいますが、多少の苦労は問題にならない程の貴重な体験ができると思います。
それでは、ドゥブロブニクの歴史と魅力について、お伝えしていきます。

ドゥブロブニクとは?

Dubrovnikはクロアチアの町の名前で、ドブロブニク、ドブロヴニク、ドゥブロヴニークと記載されることもあります。

ひらがなの「く」のような形をしているクロアチアの南端にあたる、ダルマツィア地方にある町です。
アドリア海に面した港町で、古くから栄えていました。

その白い街並みは、まるでアドリア海に浮かぶ真珠のようだとも言われています。
また「アドリア海の真珠」の他にも「世界の宝」と言うこともあるそうです。

ドゥブロブニクの歴史

ドゥブロヴニクの歴史は古く、スラブ人の進出によって圧迫されたダルマツィア人が移り住んだという説が有力ですが、古代ギリシャの停泊地から始まったという説もあります。

東ローマ帝国従属下の都市国家でしたが、1205年以降ヴェネツィアの傘下に入り、その後紆余曲折を経て1358年にはハンガリー王国から独立し、主権を持つ都市国家となります。

この頃のドゥブロヴニクはラグーサ共和国という名前でした。

独立後のラグーサ共和国は海洋交易によって繁栄の時期を迎えました。
地中海交易を通じてヴェネツィア共和国やジェノヴァ共和国とともに大きく繁栄したラグーサ共和国でしたが、アドリア海交易、地中海交易が不振となるにつれ勢力は衰え、1808年のナポレオンの侵攻によって滅亡します。

ナポレオン後は、オーストリア=ハンガリー帝国やユーゴスラビア王国、ユーゴスラビア連邦への帰属を経て現在はクロアチア共和国の一部となっています。

ラグーサ共和国はその歴史の中で戦争を行わなかった国家として知られており、ヴェネツィアとオスマントルコの戦いの時には、巻き込まれないように大陸側の土地をオスマントルコに売却した事もあります。
ちなみにこの時に売却した土地が、現在はボスニア・ヘルツェゴビナ領となっている為にドゥブロヴニクはクロアチアの飛び地となっています。

代表的スポット

ピレ門

旧市街への入り口です。
旧市街に通じる門はピレ門を含めて4箇所ありますが、ほとんどの方はこの門を通って旧市街に入ると思います。

ピレ門前にはバスターミナルがあり、多くの観光客がここで降ります。
ピレ門の前は跳ね橋になっており、かつては夜間は橋を上げ、門を閉ざしていたそうです。

ピレ門をくぐり、階段とスロープの広場の小さなアーチをくぐると旧市街巡りのスタートです。

オノフリオの大噴水

ピレ門を通って旧市街に入るとそこには大きな噴水があります。
噴水と言っても、中央の丸い部分の上から水が吹き出るわけではありませんが、蛇口から流れている水を飲むことも出来ます。

衛生的には問題無いとされていますが、日本人の体質には合わない場合もありますので体調の悪い方や、お腹の弱い方はやめておいた方がいいかもしれません。

オノフリオの大噴水のすぐ近くにあるフランシスコ会修道院の壁には謎の出っ張りがあります。
この上に乗って立とうとする人が多いのですぐわかると思いますが、何回やっても立っていられません。
角度が絶妙なのでしょうか・・・

フランシスコ会修道院

先程少しお話しましたが、オノフリオの大噴水のすぐそばにある、謎の出っ張りがある建物がフランシスコ会修道院です。
ここには世界最古の薬局と言われている薬局があります。

なんと現在でも薬局として営業(?)を続けており、地元民はここで薬を買い求めることもあるそうです。

プラツァ通り(ストラドゥン)

オノフリオの大噴水からスポンザ宮殿までの石畳の通りが旧市街のメインストリート、プラツァ通りです。
お土産屋さんやレストランなども数多くあります。

この通りだけでもドゥブロヴニクの美しさがわかるくらいですが、旧市街観光はまだまだここからが始まりです。
ピレ門を背にして、プラツァ通りの左側は階段だらけになっていて、散策するには体力が必要です。

ただ、細い路地と階段だらけの街並みは本当に赴きがあって素敵です。
隠れた名店もあるかもしれませんので、体力に自信がある方は探検してみてはいかがでしょうか。

スポンザ宮殿

プラツァ通りの突き当たりにある建物がスポンザ宮殿です。
ラグーサ共和国の税関として造られたスポンザ宮殿は、その後、造幣局、銀行にも使用され、現在では歴史文書館として利用されています。

ここの壁には、「この秤を騙すことはできない。私が商品を計るとき、私もまた神に計られているのだ」という意味の文章が書かれていることで有名です。

ドミニコ会修道院

スポンザ宮殿と鐘楼の間を突き抜けて、海側の道を進むと見えてくる大きな建物がドミニコ会修道院です。

この修道院はゴシック式の修道院で、現在では宗教美術館として利用されています。
城壁や船の上などからドゥブロブニクを見るとわかるのですが、ドゥブロヴニクでも1、2を争う大きな建物です。

聖ブレイズ教会

スポンザ宮殿が面している広場の、反対側にある教会です。
プラツァ通りの突き当たりの右側になります。

この教会は昼間の雰囲気もとてもよいのですが、夜にも訪れると良いでしょう。
ライトアップされた教会は昼間とはまた別の顔を見せてくれます。

旧総督邸(Rector’s Palace)

地中海の女王ヴェネツィアと繁栄を競っていたラグーサ共和国の総督邸です。
プラツァ通りの突き当たりを右に曲がり、聖ブレイズ教会の脇を抜けた左側にあります。

現在では博物館として利用されています。

ラグーサ共和国の総督はその任期中は総督邸から外出を許されず、執務を執り続けたそうです。
評議会ホールの扉の上には「滅私奉公」という意味のラテン語が書かれています。

ここの見どころは、リアルな手の形をした階段の手すりという方もいます。
かつてはダルマツィアで最も華麗な宮殿とも言われていた総督邸は、ゴシック式とルネッサンス式の混合様式となっており、美しいアーチなどに目を奪われます。

夏にはここでコンサートが開かれることもあります。

大聖堂

単にカテドラルとも言われますが、聖母被昇天大聖堂という名前もあります。

この大聖堂は、イングランドのリチャード獅子心王が嵐に遇い、聖母マリアに祈りを捧げて、嵐から助けてくれるならこの土地とイングランドに教会を建てると誓ったことがきっかけで建設されたエピソードがあります。

聖母被昇天大聖堂という名前は、大聖堂内部にあるティッツァーノの聖母被昇天という絵の名前から来ています。
聖堂内部では守護聖人である聖ヴラホの聖遺物やラグーサ共和国時代の財宝なども展示されています。

ゴシック式の聖堂からは荘厳な雰囲気が感じられ、歴史を感じられるスポットの1つになっています。

城壁

旧市街を囲む城壁の上を歩いて回ることができます。
最初にここを1周するのもいいかもしれません。

ミンチェタ要塞の上からみる旧市街は絶景です。
城壁上は反時計回り方向に一方通行になっています。

1周するには2時間弱かかると思いますので、歩きやすい服装がいいでしょう。
また、夏は飲み物を必ず持ち歩くようにして下さい。

この他にも聖イグナシオ教会やロブリエナッツ要塞などの見どころがたくさんあります。

役立つ情報&豆知識

こちらではドゥブロヴニク観光に役立つ情報や豆知識をお伝えします。

ドゥブロヴニクカード

ドゥブロヴニクパスとも言われていますが、これは絶対にお得です。
城壁の入場を含む10箇所の美術館、博物館、公共交通機関などが無料になる他、30%オフなどの割引きを受けられるお店も多数あります。

値段はこちらです。
1day 171Hrk
3days 225Hrk
7days 315Hrk

城壁の入場料だけでも150Hrkしますので、絶対にカードを購入した方がいいです。
1Hrk ≒ 18円 ※2018年3月

ドゥブロヴニクへの交通手段
飛行機での通行が一般的ですが、スプリットからの船で訪れる方もいます。

治安
ヨーロッパの中ではかなり安全です。
夜景も安心して楽しめます。

スルジ山


ロープウェイで登る事ができます。
山の上には大きな十字架があり、ナポレオンが贈ったという伝説もあります。
この山の上から見えるドゥブロヴニク旧市街は本当に美しく、写真で見る景色そのままです。

最後に

いかがでしたか。

世界遺産ドゥブロヴニク旧市街に興味を持って頂けたなら幸いです。
この町では美味しいシーフードが食べられる事でも有名で、夏は近くのビーチで泳ぐ事もできます。
クロアチアにお出かけでしたら、アドリア海の真珠を見に行く事も是非ご検討下さい!