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こんな所に日本人?パラグアイのイグアス居住区日本人村とは?

パラグアイは南米の真ん中に位置しており、周辺はブラジル、ボリビア、アルゼンチンと国境を為す内陸国です。人口は約600万人で、首都はアスンシオンです。

農業が基幹産業ということもあり、貧作の場合は国全体が大きく傾く脆弱さがあります。

そういう中で、かつて日本人移住者がパラグアイに持ち込んだ大豆は実に世界第6位の生産量を誇り、今だに根底からパラグアイを支えています。

日本でもすっかりお馴染みになったマテ茶はパラグアイの名産品で、パラグアイの人たちは外出の際に大きな水筒にマテ茶の葉っぱを入れて持ち歩いています。

マテ茶は栄養が満点なので、「飲むサラダ」と呼ばれることもあります。マテ茶の飲茶習慣の賜物か、パラグアイは南米にしては平均寿命が少し長いです。

イグアス居住区日本人村への移動について

イグアス居住区は、パラグアイにありますが、距離的にはブラジルとアルゼンチンの国境にまたぐイグアスの滝の近くにあります。

時間にして30分くらいの距離なのですが、途中に国境があり、この国境越えが厄介なのです。

イグアス居住区に興味のある方はイグアスの滝観光の延長で、行かれる方が多いでしょうから、イグアスの滝ガイドに居住区のガイドを兼務してもらうことをお勧めします。

ガイドを依頼される場合は、ブラジル側ではなくアルゼンチン側のガイドに依頼したほうがガイド代が安く済みます。

イグアスの滝からイグアス居住区までは直行のバスはありません。国境の街になるシウダ・デル・エステで乗り換えになります。

気をつけなければならないのが、必ず、「アルゼンチン出国(もしくはブラジル出国)」「パラグアイ入国」の手続きを確実に済まさなければならないことです。

具体的には出国スタンプと入国スタンプの両方を忘れずに貰って下さい。

パラグアイ側の入国スタンプの貰い忘れが多く、万が一、貰い忘れた場合は最悪500ドルの罰金が課せられる恐れがあります。

ガイドを雇っていればこの辺のことはやってくれるので、この国境越えの為だけに雇う価値はあります。

この国境はアルゼンチンやブラジル側からパラグアイに免税商品(主に電化製品)の買い物に行く車の渋滞が酷いです。時間に余裕を持っての行動が大事です。

イグアス居住区日本人村について

パラグアイは1961年頃から移民の受け入れを開始しました。

現在では約700人の日系人がここに住んでいます。

南米移民ブラジルを皮切りには100年前くらいから始まりました。

1934年に外国人移住者二分制限法が制定されてからはブラジルへの移民の数は激減、ブラジルに取ってかわるようにパラグアイに今度は移民が増えたのです。
 
最近のイグアス居住区の問題としては若年層の流出が増えており、高齢化問題や人口減といったことが挙げられます。

イグアス居住区日本人村の名物

このイグアス居住区までは最大の見どころは実は、パラグアイの日系移民の方が何もないところから始めた「日本のような町作り」で、それを見ることだけでも大変価値のあることですが、出来たらペンション園田のオーナーである園田さんの説明を聞きながら見学されることをお勧めします。

イグアス居住区は現在、もっとも南米の日系人の歴史を学べるところです。

というのもブラジルやペルーの日系人は既に3世や4世の時代になり、現地に同化し、日本語すら話せない方が多く、その点、パラグアイ移民の方は歴史が新しいこともあって語り手が多いのです。

実際にイグアス居住区には日本語の看板だけではなく、あちこちから日本語で話す会話が聞こえてきますから、訪れた際には不思議な感覚に陥るでしょう。

もちろん、日本語で会話をしているのは観光客ではなく、現地に住む人々、つまりパラグアイ移民の方々です。

ここにはしっかりとした「日本の社会」が築き上げられていて、まるで日本の田舎で過ごすような錯覚をこの地に訪れる人にさせてしまう土地なのです。

一番のお勧めというか一番重要な場所は「移民資料館」でペンション園田のオーナーの園田さんがここの管理もされているので、頼めば気軽に熱心に案内してくれます。

移民資料館は南米パラグアイ移民の苦難の歴史はもとより、苦しいながらも決して希望は見失わずに努力し続けた足跡をありのままに伝えてくれます。

綺麗に陳列はされていませんが、だからこそ余計に親しみやすくいつまでも鮮烈に印象に残るのでしょう。

「ここには古き良き日本がある」と言った方がいましたが言い得て妙です。

鳥居があり、日本のようなお祭りがあり、日本食があり、日本語を学び、日本人であることを遠く離れているからこそ忘れずに意識されているのではないでしょうか。

イグアス居住区日本人村の宿泊事情

イグアス居住区には「ペンション園田」と「民宿小林」と言う2つの日系人の経営する宿があります。

どちらもホスピタリティーに溢れた宿ですが、立地面では、ペンション園田が居住区の中心にあり、便利ではあります。

民宿小林はほぼ毎日、オーナー夫人が車で買い出しに出かけられるので同乗させて貰えます。

若者の長期滞在者がほとんどの両宿ですが、ご年配の方にこそ是非泊まってて頂きたい宿です。提供されるお食事も、シャケや卵焼き、唐揚げといった日本の食卓を飾る普通のメニューですが、その普通さが南米の長旅に疲れた胃袋を癒してくれると評判です。

また、ラーメン屋も二軒あり、二軒とも不定期営業ですが、営業日には地元の方や旅行者で賑わいます。

宿泊先や生協に確認されるといいでしょう。どちらも素朴ながらも本格的な日本人が作るラーメンです。

最後に

イグアス居住区の中心には、生協があり、村の人達の日用品や旅行者のお土産になるようなものまで売っています。

使えるお金はパラグアイ通貨のグアラニーの他、アメリカドルも使えます。

お勧めのお土産としてはマテ茶があります。

アルゼンチンもマテ茶が有名ですが、アルゼンチンよりも品質の良いものが安く買えます。

たくさん買うとかなり荷物がかさばるのが難点ですが、安く買いたい人にはよいでしょう。

もし、現地のペンション園田か民宿小林に宿泊される方は日本から雑誌や新聞、古本などをお土産に持参されると大変喜ばれます。